世界中悪材料だらけですが、週明けの日本株は堅調なスタートですね。

先週、売られた原因で一番大きなのはトヨタの4割減産で、これによりトヨタが売られて9000円割れまで行ってしまいましたが、今日は反発して9000円台を回復しています。

まあ、一つの目安には到達していますし、これで売りは一段落となるのではないかと思います。

トヨタの減産は車が売れないのではなく、半導体の調達が出来ないために、生産が出来ないのです。

結局、半導体の調達を台湾や韓国に頼っていたからと言えます。

元々、日本の半導体産業が世界一だったのですが、貿易摩擦という幻想を材料にした日本叩きに耐えられず、愚かな経産省の役人共が日本の技術を他国へ移転してしまったのです。

その結果、いつの間にやら韓国や台湾が半導体市場を牛耳ることになってしまった訳です。

危機感を抱いて準備して行けばよかったのに、他国に頼り切って国産をないがしろにした結果がこれです。

一番悪いのは経産省ですが、トヨタも危機感を持たずにいたのは問題です。

今からでも目を覚ませれば良いのですが、経産省は台湾のTSMCを誘致し、またも日本の国力を割くつもりです。

彼らは今更追いつけないとか、バカなことを言っているのです。

どこの国も半導体は国家予算がつぎ込まれているのですからね。

まあ、やりすぎれば不正競争になりますが、日本政府は半導体をないがしろにし過ぎたのです。

せめて、他国に対抗できるぐらいの金は入れるべきだと思うのですけどね。

問題は大きいと言えますが、4割減産という屈辱を受けて王者トヨタが目を覚まさない訳もないでしょう。

本来、こんなミスを犯すべきではなかったのですが、また同じミスを繰り返すような会社だとは思いません。

まあ、そんな訳で、下げている時に悪いことを考えても仕方がないですし、ポイントとなるところまで売られたならば、回復シナリオを考えていくべきです。




さて、何か好材料の一つぐらいないものかと思いながら、ニュースを読み漁っているのですが、本当に好材料がありません。

まあ、少し強引ですが、好材料となりえると思ったのは豪のモリソン首相がゼロコロナを諦めたという話ですかね。

https://www.sankei.com/article/20210822-HYSRQXDLGJKK3NVVG5JB3XE5TU/

結局、どれだけワクチン接種が進んでも、感染拡大が止められないのですから、きわめて常識的な判断だと思います。

どんな伝染病でも同じですが、重要なのはどれ程の人が重症化し、どれ程の人が亡くなるかです。

例年、多くの人が風邪で亡くなってもニュースにすらならないのです。

高齢者はコロナが流行っていなくとも、毎年風邪をこじらせて肺炎を併発して亡くなる方がいるのです。

無理なものは無理なのです。

冷静に考えれば分かりますが、言われてきたことと現実が違うなんてことはいくらでもあるのです。

それは今回のワクチンでも一緒です。

ワクチン接種当初は、集団免疫を作ってコロナを制圧するような話でしたし、2度の接種で完全体だなんて話でした。

結局、2回接種しても感染する人は後を絶ちません。

そうなったところで今度は2回では足りなくて、3回目が必要だと言い始める訳です。

成果がないと困るからなのか、ワクチンのおかげで重症化していないと言い始めます。

考え方人それぞれなので、別にワクチン自体を否定はしませんが、診療方針だけは変えて欲しいですね。

願わくば、シンガポールや豪の様に、より合理的な方針転換をし、第一歩としては診療できるところを増やすことだと思います。

まあ、ちょっと暗い感じのレポートになってしまいましたが、これだけ経済が酷くなりそうなのに、相場は意外なまでに強いですね。

推奨銘柄では高値を更新している銘柄も出てきています。

また「あの銘柄」は底値を確定したのか、なかなか良い上昇になってきています。

もう売るだけ売ったでしょうし、売り物らしい売り物はありません。

悪材料だらけで恐ろしい相場ですが、不景気の株高というものもある訳です。

流石に高いところは買いに行きたくないのですが、こんな相場になる可能性もあると思って、安いところでは強気で対応してきたのです。

あの場面で弱気になって手仕舞いしていたら、きっと後悔していた銘柄もあるでしょう。

今後、新規銘柄も出していけると思いますし、メンバーは次の銘柄も楽しみにしていただければと思います。

本当に難しい相場ですが、活路は必ずあります。

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