下げて始まった理由は米国株安ですが、そもそも米国株が下げた理由は大した事がないのです。
問題になったのは物価上昇率が5.4%と利上げを連想させたためですが、物価を押し上げているのが原油高とか、半導体不足による新車販売不振を起因とする中古車価格の上昇などです。
新車が買えないから、中古車を買おうという人が多くなれば、中古車の価格が上昇するのは当然です。
このような状況のために物価上昇率が高くなっているので、気にしなくても良いでしょう。
ザラ場中はNASDAQ、S&P500は史上最高値を更新していますし、大引けがマイナスだったとしても、それ程弱かった訳ではないのです。
そう考えると、朝から100円以上の下げで始まった225の方が違和感があるという事になります。
ただ、気になっている事があるのです。
中国の話ですが、米国への輸出入も増えているとの記事が今朝の日経新聞にありました。
コロナの封じ込めが上手く行っていて、景気も良くなっていると・・・。
その一方では、地方政府が困窮していて、公務員のボーナスと手当てを大幅にカットしているとの報道もありました。
その代わりに増やしているのは人民解放軍の給料だそうです。
どう考えても、不満を力で制御しようという動きですし、過去の王朝も何度かこのパターンで潰れてきました。
最近では北京も大洪水に見舞われていていますし、各地で何百万人もが被災しています。
これで本当に景気が良いのでしょうかね?
主流メディアの記事では中国は好調に見えるのです。
株式市場にも大きな問題は発生していませんし・・・。
ただ、色々問題は見えてきています。
先日もお話ししたDiDiですが、これは中共内の権力闘争の結果なのです。
中共内部が一枚岩ではないのは、誰もが知るところですが、争いは相当激しいものになっていると想像できます。
個人的には、このまま中共に潰れて欲しいのですが、流石にショックは出るでしょうからね・・・。
いくらデカップリングが進んでいるとはいえ、貿易は好調な様ですし、何がどう影響してもおかしくないと思うのです。
不動産バブルも行き過ぎていて、どこで崩壊してもおかしくないですからね。
国有企業のデフォルトも続いていますし、どうしてこんなに平和なのでしょう。
好調だと思っているところに大打撃となるのか?
それとも、結局それらは織り込み済みなのか?
判断し難いのですが、売られたとしても目先になるでしょうし、売らされないで済む銘柄を中心に仕込むようにして行けば良いでしょう。
事前に危機を回避出来ればベストですが、なんだかんだと言いながらもカネが余っているのですから、予め売って待つというのは得策ではないのです。
あくまでも強気で攻めながら、危機が発生したら上手く対処して行くのが最善策です。

さて、今日は推奨銘柄を一本公開します。
メンバーが仕込んでから、大きな動きになっていないのですが、そろそろ動くのではないかと思っている銘柄です。
この企業は、先日決算を発表したのですが、22年2月予想である当期利益206%増の予想をそのままで出してきていました。
良い数字ですし、これだけで買えると思っているのですが、株価は330円付近での揉み合いを続けています。
ただ、ジリジリと25日線が近づいてきていますし、そろそろ何かがありそうな気配を感じているのです。
揉み合いは十分ですし、決算も通過している。
おとなしい内に、この辺で買っておいた方が良いのではないかと感じています。
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