先週末からIPOラッシュが始まっていますので、こちらへ向かうための売りが出ているとも言えそうですが、それだけ個人が盛り上がっているとも言えますので、良い意味で考えて行ければと思います。
ただ、どうして皆さんはIPO銘柄が好きなのでしょうね?
確かに、当たれば大きいので、魅力があるのは分かるのです。
しかし、リスクも大きいと言わざるを得ません。
多くのIPO銘柄を見れば分かりますが、大抵は数日の値上がりで、その後は酷い値下がりに見舞われます。
上げ続ける銘柄なんて滅多にありません。
私はチャートを重視しませんが、決して参考にしない訳ではありません。
1番重要なのは間違いなく情報で、チャートの確認は2番目ですかね。
ただ、その後に四季報で会社の中身を確認するのですが、チャートが問題でも中身が良ければ売買対象にする事はあります。
そう考えると、チャートと四季報どちらが上か甲乙つけがたいとも思う訳です。
話を戻すと、IPO銘柄はチャートも四季報のデータもないので、私としては重要な2番目と3番目を失った状態になる訳です。
いくら1番重要な情報があったとしても、2番目と3番目がなくては判断のしようがない・・・。
「明日のIPOは良いぞ!」なんて情報は時々入っては来るのです。
どうして良いのかの説明もあるのですが、これがまた毎回当たる訳でもない・・・。
まあ、情報源もある程度賭けでやっているのだとは思うのです。
こういうのはおそらく、ネットから情報を集めるのが得意な人が、度胸で勝負して勝てるかどうかだと思います。
私には難しいですし、今後もIPO銘柄の多くは見ているだけになるのでしょうね。

まあ、自信の持てる銘柄を売買すれば良いのであって、苦手なものを努力する必要はないと思います。
例えば、自信を持ってメンバーにお勧めした某銘柄は、ジリジリ値を上げてきていますが、予想通りの値動きです。
安いところから、しっかり仕込んでいますし、後は上がって行くのを見ているだけで良いでしょう。
もう少し買いやすい銘柄を買いたいという方には、アレも良いと思います。
これも近い内に何か良い材料があるらしいです。
この銘柄は3628データホライズンです。
品薄銘柄ですが、それが故に爆発力もあると見込んでいます。
ちなみに、来春から始まるプライム市場ですが、7月末に東証から条件を満たしているかの連絡が企業に行くそうです。
そして、12月までにどの市場にするか選択し、東証に連絡しなければならないそうです。
希望すれば全ての一部上場企業がプライムに残れますが、プライムの要件を満たしていない場合は、上場維持計画を示さなくてはならないそうです。
それが無理だと判断した企業は、スタンダードを選択しますが、プライムを狙う企業は計画と共に色々実行してくると思われます。
増資や分割という事になると思いますが、それらは1月11日頃に選択した内容が東証から発表されるそうです。
そういう意味では、プライム絡みで面白くなるのは来年の1月11日以降という事になるのかも知れません。
また、一番のネックになるのは流通株式の時価総額が100億円以上という部分です。
安定株主(役員や銀行との持ち合い株など)を除いた分の時価総額という、非常に分かり難いものですが、これは東証が判断するそうで、四季報を見ても参考程度にしかなりそうもありません。
実際、東証に聞いても、これは公表していないデータとの事でした。
ただ、このデータは各企業に7月末に送るという事で、それを見て企業が100億円を達成できるかどうかを判断するのでしょう。
ここで美味しいのは全然足りていないのに100億円を目指すケースになります。
単に増資でばら撒かれると怖いですが、下手な事をすると株価が下がってしまいますので、分割という手段の方が多いかも知れませんね。
安定株主が増えても仕方がないので、質の良い増資は難しそうですからね。
まあ、何にしてもこれから色々面白くなって行くのだろうと期待しているところです。
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