今週末のMSQへ向けて相場は上昇と見ていましたが、今のところはそうなりそうな気配はありませんね。
昨日はエーザイの認知症薬が承認されたという事で同社株が暴騰し、他のバイオ銘柄も盛り上がりました。
また、アフターコロナ関連と言う事で、飲食系の銘柄も上昇していますね。
こうして、色々と買われている分野もあるのですが、多くは軟調です。
通常MSQに向けて動きが大きくなる事が多いのですが、今回に関しては日程的なものも影響している様には思います。
まず、明日の夜には米物価指数が発表されますが、これがインフレ傾向が強いとなれば、来週15、16日と開かれるFOMCに影響を与えるかも知れません。
今の相場は金融相場である事は皆様ご存じでしょうが、場合によっては金融相場の終焉となる訳です。
金融相場の後は業績相場という事になりますが、ここに上手くスイッチ出来ないと、下落トレンド入りしてしまう事もあります。
まあ、物価が上昇していたとしても、そこまで景気が悪くなるとは思いませんが、米はバイデンが増税方針ですし、そういう意味では嫌な感じはします。
最近、トランプが演説で、バイデンの増税方針に痛烈な批判を展開していました。
会場は大盛り上がりで「このバカげた増税には反対だ!」という意見は大きくなりつつあります。
バイデンも、来年の中間選挙と上下両院選挙がありますので、あまり無茶な事はやれないのです。
まあ、結局相場が続くかどうかは政治次第で、今は何とも言えないのですけどね。
ただ、動きは見逃さないように注意したいと思っているところです。

さて、話は少し変わりますが、中共が行っている弾圧の話になります。
今週末のG7で主催国の英国は中共批判を議題に上げるようですね。
英国は香港の約束を破られましたし、ウイグルも見逃せないという判断の様です。
そして、日本もウイグルなどの非難決議が、国会で行われそうですね。
詳しい事はまだ分かりませんが、日本も一歩前進しているみたいです。
G7に間に合わせないと、各国に顔向けできませんからね。
まあ、実際に尖閣を中国に脅かされ続けていますし、そろそろ本気の抵抗を見せるべき時でしょうね。
これは非常に良い流れだと思います。
ただ、株式市場に対してどうかと言いますと、これは混乱の種ではあります。
故に、盛り上がりそうな気配を見せていた相場が停滞しているのかな?とも。
今週末から来週にかけては重要日程が重なりますし、相場の反応が気になります。
ただ、下げる場面があっても、それは買い場にしかならないと思います。
ですから、今考えるべきことは「下げたならば何を買うのか?」
これをしっかり頭の中に置いておくことです。
「下げが来た!何を買う?」ではなかなか間に合わないですからね。
また「下げが来た!追証だ!」では最低です。
少なくとも、そうならないような準備はしておいて欲しいと思います。
まあ、このまま結局上に行く可能性もあるのですけどね・・・。
皆様のご健闘を祈ります。
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