そして、その連休明け相場ですが、意外と好調なスタートとなっています。
9時半現在225、TOPIXいずれも1%近い上昇で、今週末に決算発表がピークを迎えるマザーズ指数も0.4%近い上昇になっています。
「Sell in May」が意識される時期でもあるのですが、米国株高に連れ高している状態です。
米国株が高かったのは、予想をはるかに下回る雇用統計で、普通に考えれば不安しかないのですが、これなら利上げはないとの読みが働いて、株価上昇という事になった訳です。
悪材料が沢山ありますし、金利だけを気にした相場で良いのか?とは思いますが、それだけカネは余っているし、当面は上に行くしかない相場なのでしょう。
そして、日本株もまたその動きに追随して行くという事になるでしょう。
まあ、問題は多いです。
特に国際社会が荒れていますからね・・・。
あまりに問題が多過ぎて、何をどう判断したら良いのかも分からないのですが、株価を見て判断するしかない状態です。
いずれ悪材料として売りになるようなものはいくつもありますし、今の相場には常に恐怖が付きまといそうです。
ただ、どれも一時は悪材料となって下押すものになると思うのですが、相場を本格的に壊すまでではないのです。
単にスピード調整の材料で、恐れるに足らないものばかりとも言えます。
ですから、基本的に買いで良いですし、押しても売る必要はなく(銘柄によりますが)、ナンピン姿勢か、耐えるだけが吉という事になるのだと思っています。

さて、一つ悪材料を掘り下げてみます。
連日目にしているコロナの話になりますが、インドでのパンデミックが止まらず、感染者は増える一方ですね。
インドは衛生環境が悪いですし、食事も素手ですから、一度感染が拡大して行くと止まり難いのでしょう。
ただ、実際にどこまで問題なのかは今の状況だけでは分かりません。
コロナによる死者は増えているのですが、前年比で全体の死者が増えているかどうかにも注目したいです。
米国においては、全体の死者は前年を上回っていません。
日本に至っては、カウントするのもバカらしい程死者が少ないです。
日本人の死亡原因の第一位はダントツで癌で、次に心疾患、脳疾患と続きます。
コロナは主要な死因ではありません。
まあ、健康でも感染しますから、怖いと言えば怖いのですけどね・・・。
ただ、基礎疾患がなければ多くの場合は死因にならないのです。
怯えすぎてもとは思うのですが、ここまで恐怖を煽られれば仕方がないとも言えます。
ところで、バイデン政権はコロナワクチンの特許を一時放棄するとしました。
すぐに作れる国は限られていますし、この放棄に何の意味が?とも思うのですが、問題は違うところにもあります。
そもそも、コロナワクチンの製造に必要な原材料が不足しているのです。
ですから、現状は生産が追い付かないうえに、原料も追い付いていないのです。
という事は、特許を放棄し、ワクチンを作るところが増えれば、原材料の価格が高騰する事になります。
当然、ワクチンの単価も上がる・・・。
バイデンは特許を放棄し、良い事をしていると世界にアピールをしたいのでしょうが、本当にそれだけかな?とも思う訳です。
一つはっきりと言えることは、特許を放棄した場合、一番得をするのは品質の低いワクチンで外交を展開している中共です。
着地点は見えませんが、表に見えるだけの事で世の中は動いていない。
そんな風に考えながら、コロナを見守りたいと思っているところです。
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