NASDAQが大幅に反発した流れで、高く始まった今朝の東京株式市場でしたが、上げの中心は買戻しだと思われます。

そして、踏まれた分の買いが終わると静かになるのが、ここのところのトレンドですね。

ですから、米国株が高いという事で朝から買いに行くと上手く行きません。

買いたいならば、安い場面を狙うべきで、今日みたいな朝は様子見か、利食いできる銘柄を利食いすれば良いのです。

ただ、多くの投資家はあまり買っていない様ですけどね・・・。

今週末のMSQまでは何があってもおかしくはないですし、怖いのも分かるのですけどね。

いずれにせよ、バリュー株の動きが良くなっていますし、期待できる銘柄は押し目を狙って拾って行けば良いでしょう。

さて、ニュースをチェックしているのですが、ここのところ関心を高めていたのが中東情勢です。

バイデンがトランプの方針を覆し、イラン核合意への復帰方針としたのです。

これはマズイだろうと思いながら見ていましたが、更にはフーシ派のテロ組織指定解除もしてしまったのです。

この結果、中東は再び不安定化し、あちこちで戦闘が起こる様になりました。

バイデンの狙いは何だったのでしょうか?

他の大統領令からも分かりますが、トランプが壊したあらゆる利権を取り戻しに行ってるのでしょう。

中には、単にトランプ憎しだけでは?と思えるようなものもありますが、やはり利権が絡んでいる事を多くやっています。

前述の中東情勢の悪化ですが、少なくとも原油価格は上昇しているので、米石油産業は潤います。

バイデンは化石燃料を廃止する方針ですが、まだ当分の間は石油を生産しますし、石油が値上がりした方が利益が大きいのです。

もちろん、行き過ぎれば問題ですが、1バレル80ドルぐらいまでなら嬉しいのではないかと思います。

また、中東情勢が悪化すれば、武器弾薬が売れますし、米軍も再度増派出来る可能性が生まれます。

トランプは戦争を起こさなかったので、軍事産業から嫌われていましたからね。

要するに、バイデンは米国を従来の戦争利権の国に戻そうとしているのです。

実際にやっているのは、グリーン・ニューディールではなく、ウォー・ニューディールと言っても良いかも知れませんね。

本当に困った状態になりましたが、それでも騰がる銘柄もあるでしょうし、崩壊とまでは行かないでしょう。

ただ、やろうとしている政策の数々を見ていると、社会主義国家へまっしぐらですからね。

今後もしっかり観察しなくてはならないでしょう。




さて、最後に相場予想ですが、米国株はしばし揉み合いに入ると思います。

上はちょっと厳しそうで、上昇を再開するにしても時間が必要だと思います。

ただ、大きく下がるとも思いませんので、下げたら買いで良いでしょう。

そして、日本株ですが、上昇を主導していた一握りの銘柄から、他の銘柄へ資金シフトが始まっている様に見えます。

派手な動きは無くなるとは思いますが、材料株は良い感じで動くのではないかと期待しているところです。

特に今月末にかけては、配当取りの動きが加速するでしょうし、権利付き銘柄も面白いと思います。

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