先週末の米国株高の流れを引き継いで始まった、週明けの東京株式市場ですが、空売りの踏み上げの影響もあり、少し高めに始まりました。

こういう場合は寄付きが天井になるパターンが多いのですが、それ程飛ばし過ぎた訳でもないので、後場は伸びに期待できるかと思っているところです。

先週の28500円割れまでの突っ込みは買い場として、メンバーにレポートしたのですが、ひとまずは成功だったとは思います。

ただ、今週末はMSQがあり、まだどうなるか分からないのです。

先週の突っ込みで、大分買い方もやられましたし、調整は一気に進んだ感じはするのですけどね。

まあ、しばらく上にも行けそうもないので、慌てて買う必要はないのですが、9984ソフトバンクや9983ファーストリテイリングの様な値がさのバリュー株ばかりが騰がる異様な相場には変化が見られます。

先週は大型のグロース株である7004日立造船が大幅に買われる場面がありましたし、流れは変わって来ています。

ただ、グロース株が騰がりだすと、材料株はダメになるイメージがあるので、あまり期待できないかも知れません。

しかし、大きなスイッチとしては、値がさバリュー株から他の銘柄へ向かった資金の流れではないかと思いますので、小型のバリュー株は面白くなりそうです。

まだ盛り上がりには欠けていますが、決して悪くない動きですし、どこかが飛び出してくるのではないかと期待しながら相場を眺めているところです。




さて、今後相場を揺るがしそうな材料をいくつかピックアップします。

例えば、今日の日経一面の記事ですが、中国外相「内政不干渉を」という事で、ウイグル人へのジェノサイド問題を攻撃してくる米に対しての強い反発を示しました。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO69752880Y1A300C2MM8000/

半年前なら日経はウイグルの記事をまともに書く事はなかったと思われますが、書いたは良いが、他人事のように「米中関係の溝の深さを浮き彫りにした」と締めくくっていました。

まあ、事実を伝えたという点では合格ですが、新聞なら問題点の整理ぐらいしておくべきでしょう。

少なくとも、ウイグルでの虐殺は現在進行形であり、こんな国と国交がある事自体がおかしいレベルです。

まあ、中国に進出している日本企業の事を思うと、そうは行かないというのが日経の立場なのでしょうね。

ただ、世界中で中国に対する感情は非常に厳しく、日経がどんなに問題点から目をそらそうとも、我々の目は欺けないし、こうした記事でも反中意識は強まるばかりです。

また、4面には関連記事として中国外相の発言が出ていましたが、中共が勝手に制定した「海警法」についての記事で、中国側が、これは国際法に適合しているとの記事もありました。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM072GW0X00C21A3000000/

もちろん、こんなのは中共の勝手な言い分ですが、日本の領海は荒らされる一方で、何時尖閣諸島が奪われてもおかしくないのです。

事実を伝えるのは大事ですが、もう少し危機感は持てないのか?と強く感じます。

まあ、こんな状況でして、未だにメディアは中国の問題を隠したがり、あまり大きくは取り上げません。

こんな国で、どうしてオリンピックが出来るのか?

今更、他国に変更は難しいでしょうから、多くの国がボイコットという事になりそうですが、そうなると、オリンピック参加企業がダメージを負う訳です。

今のところはコロナ終息の利益と、バラマキの恩恵が残っているので、問題ないのですが、いずれこれらの問題はオリンピックの是非につながるはずです。

日経もこのぐらいのところまで記事を書いてくれたら高得点なのですけどね・・・。

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