多くの個人投資家が225を空売りしているようで、これが踏まれて大幅に上昇した訳ですが、逆に材料株は買っているケースが多く、こちらは追証回避のために売られるという事になったのでしょう。
困った話ですが、多くの投資家が225の上昇を信じられずにいるのです。
その結果が、この踏み上げ相場、そして材料株の不調につながっていると思われます。
また、他の要因としては相場を主導する外資が何を買うか?というところもあるでしょう。
日本人の投資家が、米国株を買うとしたら、何を買うか想像してみてください。
多くはNYダウ先物か、NASDAQ先物で、個別となるとApple、Amazon、Facebook、Shell、P&G・・・と、思いつく銘柄はメジャーなものに限られてくるのです。
もちろん、本気で儲けたいと思えば、色々探して行くのでしょうが、なかなか異国の材料株までは手が伸びないでしょう。
外国人から見た日本株でも同じだと思うのです。
よって、材料株が盛り上がるには、やはり個人の力が不可欠という事になるのですが、多くの投資家が225の売りばかりを考えている状態ですからね・・・。
ただ、私の周りに関しては買いで取ろうとしている人間の方が多いですし、材料株はまた動いてくると思います。
具体的には、先週火曜日に6378木村化工機の押し目を推奨しました。
以前にも取り上げて、一度撤退した銘柄でしたが、この押し目はチャンスと捉えてのリベンジ推奨でした。
その後、水素を作る原料としてのアンモニアが再注目され、6901澤藤電機と共に上昇してきた訳です。
まだ高値更新とまではなっていませんが、有望産業ですし、ここから面白くなる可能性は高いと思っているところです。
また、一押しのアレも、今日はなかなか良い感じで大台を回復しています。
予想していた材料が延期となったのですが、無期延期ではありませんし、そろそろ意識されてきても良い頃だと思います。
相場の割にしっかりしていますし、意外と素直に乗った方が良いのではないかとも思っているところです。
この他にも色々ありますが、もたもたしてるとしても12日の決算発表ピークを越えれば沸き立ってくると思います。
儲けたいならば、こうした嫌な場面で買いに行く事ですね。
この相場は上と判断して良いと思うのです。
まあ、多少下がる場面もあるでしょうし、あって欲しいのですが、本格的に崩れる要素はそれ程多くはありません。
アフターコロナを考えると、少し警戒もしたくなるのですが、コロナが終わって直ぐに引き締めという事も無いでしょう。
何度か書いている事ですが、天井というものは、多くの参加者がもっと騰がると強気になっている時に打つものです。
現在のように、多くの参加者が暴落を警戒し、売りを入れている状態で、天井を打つ可能性は低いのです。
賢い投資家が、売り残が多ければ買い上がって踏ませるように動いてきますからね。
そもそも、カネ余りで、豊富な投資資金があるのです。
そして、空売りが沢山入っている状態で、売り仕掛けなんて馬鹿げているのです。
弱い様に見せて、空売りを誘って買い上がるのですから、嫌な場面では買いが今の相場の必勝法です。

ところで、この必勝法の最大の成功者は誰なのかはご存じでしょうか?
答えは日銀です。
前場にTOPIXが0.5%以上下げたら、後場に買って行くのです。
ただこれだけで大儲けです。
たしか、日銀の225のコストは21000円ですからね!
まあ、売らないから意味はないとも言えますが、これだけで莫大な含み益がある訳です。
もちろん、真似はしたくもありませんけどね。
ただ、実際に日銀以上の成果を出せているか?と聞かれると、負けていると言わざるを得ません。
まあ、ここから始められる方法だとは思いませんし、理解出来たところでどうにもならないのですが、こうした発想は大事かも知れませんね。
2月に入りましたが、ここからでも日銀以上の成果を出せるように頑張りたいと思っているところです。
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