ただ、材料株は年内最終受け渡しに向けての節税売りがピークを過ぎたと見られ、酷く売られている状態ではありません。
買われている銘柄も多いですし、今後の材料株相場に期待して良いのではないかと思っているところです。
さて、最近の期待の材料としては「脱炭素関連」が挙げられます。
これは国の方針ですし、カネは回ってくると思っていて良いでしょう。
ですから、脱炭素関連は賑わい続ける可能性は高いでしょうし、投資家の姿勢としてはこれで良いとは思います。
ただ、どうして日本が脱炭素に力を入れる必要があるのでしょうか?
そもそも、日本は世界の二酸化炭素排出量の3.4%しかないのです。
http://www.env.go.jp/earth/2017%E5%B9%B4%20%5B445KB%5D.pdf
これを実質ゼロにすると言っていますが、3.4%がゼロになって何か変わりますかね?
垂れ流しは良くないですし、出さないで済むならそれに越したことはないです。
しかし、それをやる事に大きな意味はありません。
極端な事を言えば、二酸化炭素に関しては現状維持で十分なのです。
まあ、脱炭素の新技術を開発して海外に売るというのであれば、悪くはないとも思います。
例えば、排出量28.2%のトップの中国に技術を売って、実質ゼロにすると言う目標があるなら分かりますけどね。
ただ、中共は脱炭素に興味は無いと思われますし、技術を買うぐらいなら盗むでしょう。
結局、脱炭素は流行りだから、政策にしたというだけで、日本の利益にはなりません。
利益どころか、損害の方が大きいと思うのですけどね。
トヨタの豊田章男社長もEV政策に反対を表明しています。
https://kuruma-news.jp/post/327891
自動車を全部EV化すれば、電力が足りなくなるし、そもそもEVはエコではないと言っています。
これは、何年も前から私がレポートしてきた内容と一致しているのですが、発電所から自動車までの送電ロスが生まれるし、電池では放電ロスが起こるのです。
しかも、日本は火力発電が主であり、どうしたって二酸化炭素は排出されるのです。
まあ、電力の全てを火力以外で賄うのであれば可能ですが、火力以外で安定電力となり得るのは原子力だけです。
風は止まるし、太陽は隠れますし、水は枯れる可能性がありますし、地熱なんて言うに及ばずです。
今日は洋上風力発電の話が日経新聞に出ておりましたが、一体どれほどの数が必要でしょうか?
原発にしたってあと何基必要かという話です。
既存の原発も動かすのにすったもんだしているのに新設は無理に等しいでしょう。
政治家はその辺を先送りして、産業界にだけ脱炭素の責任を押し付けるつもりだという事です。
老い先短い老齢議員は分かりますが、まだまだ若い小泉までもがEV推進ですからね・・・。
結局、彼もその程度という事でしょう。
EVを進めれば、500万人もの雇用がある自動車産業は大打撃です。
EV車なんて新興国でも作れますからね。

本当にバカげた話なので、どこかで潮流は変わるかも知れません。
ただ、どんなに馬鹿げた話でも、マスコミが賛同すれば話は進みやすくなります。
今のところ、反対意見は見られませんし、このまま政策と共に推し進めるつもりでしょう。
EVは中国が得意としているところですし、中国産業を推し進めたいという思惑もあるのでしょうね。
売国メディアには鉄槌が下されるべきですが、今は脱炭素銘柄で利益を目指して行くしかないかと思っているところです。
対応した推奨を出して行きたいと思っています。
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