多くの材料株は今週に入っても、まともに動いてきません。
困ったものですが、動いてくるまでは待つしかないという事になりますし、動く時は来ると思っていて良いでしょう。
信念が試される局面ですが、この暗いトンネルを抜けた先には興奮できる相場が待っているのだろうと期待しているところです。
さて、ここのところ大統領選挙の話題が多かったので、ちょっと違う話題で行ってみたいと思います。
大統領選挙の陰に隠れ、更に学術会議の問題の影にも隠れて動いていたのは、RCEP(東アジア地域包括的経済連携、Regional Comprehensive Economic Partnership)です。
インドは入っておりませんが、中国や韓国とTPPの劣化版での合意という事になりました。
まあ、工業製品だけですし、半導体の様な重要なものに関しては輸出管理を徹底しているので、これで元に戻って行くとは思いませんが、学術会議なんて比べ物にならないぐらい重要な案件です。
こういうのが、ろくに議論もされずにしれっと可決されているというのは、流石にどうかと思うのですけどね。
野党は傷ついたレコードの如く、学術会議の問題を連呼しているのですが、与党としても隠れ蓑に出来て都合が良いという事になるのでしょうかね。
野党はこういうところこそ、突っ込むべきだと思うのですが、この件は中国に利があるので、おそらくはスルーなのでしょう。
全くふざけた連中です。
まあ、私としても大統領選挙に気を取られ過ぎていた様な気もしますが、私が気を取られているのと、政治家が気を取られているのでは話が違います。
RCEPに関してですが、本当は参加すべきではないと思うのです。
しかし、参加しない状態で話がどんどん進んで行くと、それこそ間違ったものに意見をする事も出来なくなります。
参加して食い込んでおかないと、それこそ大変な事になりかねないですからね。
ですから、参加は仕方ないかとは思っているところです。

さて、この他ではポンペオ国務長官が会見で面白い事を言ってました。
通常は大統領選挙に関連するような事は言わないそうですが、「トランプ政権の2期目に向けて円滑な移行があるだろう」と言っていました。
まあ、冗談で言ったのかも知れませんが、これはちょっと笑えました。
ただ、私がここで注目したいのはこの話ではありません。
この会見の時に一緒に言っていたのが、「中国のグレートファイアウォールの破壊に協力する」という発言です。
中共には、人民が国外の情報を手に入れられないように作ったグレートファイアウォールというものがあります。
これがあるからこそ、人民を管理し、暴動を抑えつつも搾取を続けられているのですが、ポンペオはこれの破壊に協力すると明言したのです。
10日の会見だったと思いますが、これって中共に対する宣戦布告と同じだと思うのですよね。
バイデンに負けたとしても、トランプの任期が後2か月ある訳ですが、この間にも色々やってくれると思います。
そして、バイデン政権が出来た時にポンペオ国務長官をどうするのか?
強烈な中共政策を打ち出してきた彼をクビにして、新たな国務長官を任命すれば、中国と融和的と取られかねませんし、おそらくはこのグレートファイアウォール破壊宣言は米国人の多くに支持されます。
多くの搾取されている中国人のためにも、グレートファイアウォールは破壊してやって欲しいですし、日本も共に破壊に協力して行って欲しいと願っているところです。
まあ、日本はやらないとは思いますが、そこまでやれれば、日本も正義の国だと胸を張れるのですけどね。
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