米国株はNYダウが1%程下げましたが、NASDAQはプラスでしたし、特に弱い印象はありませんでした。

ただ、225は米国株ほど上昇していないにも関わらず、下げの影響だけは受け、先物であっさり23000円を割っておりました。

押し目らしい押し目もなく、来てしまった相場だったので、今日もお休みになりそうだと思っていたのですが、寄り付きは弱かったものの、じりじり上昇し、10時現在で23000円台を回復しております。

昨夜は23000円を割り込んできた時に値固めは失敗で少し押すのかな?とも思ったのですが、そう考えた投資家が空売りでも入れてきたのでしょう。

現在、空売りが溜まっている状態なのですが、今週末はMSQでOPと先物が共に清算される日なのです。

ここへ向けて売り方を一気に締め上げて行く可能性が高く、おそらくはそういう流れになっているのでしょう。

ですから、空売りの推奨はしませんし、特に弱気になったりもしません。

押すのかな?と思っても、常に買い目線で考えることを推奨しています。

まあ、MSQ後も上昇を継続できるかは分かりません。

流石にピークになる可能性はありますからね・・・。

ですから、いつまでも強気という訳でもないのですが、それでも当分は強気を維持します。

売りなんて、買いで取れなくなってからでも遅くはないのですからね。




さて、強気ではあるのですが、コロナによって世界経済の形は大きく変わりましたし、決してコロナ前には戻らないでしょう。

株価はどんどん戻っておりますし、中には高値を更新した銘柄もあります。

しかし、多くの企業は売上や利益を元に戻せていないのです。

そして、この事実は多くの投資家も知っているのです。

経済に冷静な人ほど投資なんて出来るはずもないのが、今の相場環境だと思います。

ですから、経済評論家が株価の先行きを予測するのは難しいのです。

そもそも、株価というものは計算で導き出せるものではないのです。

計算式に当てはめようとするならば、一株当たりの利益の何倍が適正という事が分からないといけないのですが、そこに定義は存在しないのです。

また、利益に対して配当金がいくらなのかという定義もありません。

そもそも、企業の収益は一定ではありません。

売れると思っていた物が売れなかったり、売れないと思っていたものが売れたり・・・。

ですから、計算というよりは予測なのです。

そして、予測は調査と分析によって得られます。

更に大事なのは、企業収益が大きく上昇するとして、誰がそこに注目するのか?なのです。

誰も注目しなければ、利益が倍増しようとも株価はピクリとも動かないのです。

また、何かを疑われれば売り材料にもなり得るのです。

ですから、企業収益も大事ですが、大口投資家がその銘柄に目を付けるかどうかも重要です。

その辺も含めて予測し、銘柄を提供するのが私の仕事です。

経済の先行きは正直分かりません。

仮にコロナが落ち着いても、米中関係は当分落ち着くようには見えませんからね。

そして、中国に浸食された日本も道を大きく誤る可能性がある・・・。

最近、オーストラリアが中国に対して慎重な姿勢を見せているのですが、中国は猛反発しております。

「オーストラリアの農産品を買う必要があるのか?」とか「オーストラリアに旅行に行くな!」とか、圧力が凄まじいですからね。

こういうのを見せられて、日本はビビっているのでしょうかね?

これ以外にも香港だって自由貿易港としての地位が剥奪される可能性が高いのです。

シンガポールが発展するだけで問題がないとかいう話も聞きますが、そもそも香港が中国の窓口であるということが重要なのです。

シンガポールが中国の窓口というのは有り得ないと思いますけどね。

香港は中国でありながら、実際は英国のルールで動いていた。

だからこそ価値があったのです。

何故かこれが抜け落ちている意見が多いですね。

さてさてどうなりますかね。

この辺りの重要な変化を見逃さないように注意するのも私の仕事です。

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