昨日の時点で、225は24000円を回復する可能性がありましたし、更なる上昇の可能性もあろうかと思っていました。
しかし、想定の範囲ではありましたが、中国が香港に対する国家安全法を採択したのです。
これは一国二制度が瓦解するという事であり、欧米がこれを放置する訳がないのです。
特に米は強烈な制裁を発動し、中国はどうにもならない程に痛めつけられる可能性があります。
そもそも、人民元の価値というものは、香港ドルあってのものなのです。
世界中のどこの国であっても、人民元を信頼して取引に利用している訳ではないのです。
米が本気で制裁を発動すれば、香港ドルが価値を失い、人民元も価値を失う・・・。
あまりに大きなショックが世界を襲うのです。
制裁の内容次第ですが、これまでの米の発言から推察すれば、半端なものは出さない感じがします。
しかし、実際の相場はそれ程反応していないのです。
確かに、中国外しは今に始まった事ではありません。
既に多くの物流が止まっていますし、人の行き来も殆どありません。
中国を外したところで、どうという事もない様にも思いますが、まだまだ取り残されている企業は多いのです。
外すにしてもまだ早すぎるのではないか・・・。
このまま強硬手段に打って出れば、世界は大ダメージを受ける事になりかねないのです。
まあ、大ダメージの責任は中国だとして問題を片づけられるというメリットはあります。
しかし、それにしても今の株価は高すぎるのではないかと思うのですけどね・・・。
過剰流動性のために読みづらいのですが、とにかく今の相場が何をどう判断して動いているのかが良く分からないのです。
私は大問題だと思っておりますし、最悪の場合は暴落の引き金になるのではないかと思うのですけどね。
ただ、これは分かり切っていると言えば分かり切っている話なのです。
中国は既に追い詰められており、崩壊して当然の状態なので、崩壊後の再構築までを予想するならば買いという事にもなります。
中国から他の新興国へ工場を移して行けば、色々な国が潤いますからね。
世界のためにはそれが良いですし、いずれはそうなるとは思っているのです。
分からないのは、目先のダメージをどこまで相場が許容するのか?

とにかく、米国から正式に制裁が発表されるのは今夜だと思うのです。
まずはこれを見て、それから判断しても遅くはないと思うのです。
ですから、今日は利食いできる銘柄は利食いして、状況を確認してから週明け以降に改めて買って行けば良いのではないかと思います。
ともかく、ここは勝負所ではないと思っているところです。
動きを見極めてから行動しても遅くはないのですからね。
良い銘柄の話はたくさんありますし、やられなければいくらでも戦える。
そんな風に思っていたら良いでしょう。
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