今回の日銀の政策は基本的には緊急性もありますし、金額もまずまずだと思います。
これで効果がない訳がないですし、良い判断をしたとは思います。
ただ、これはあくまでも日銀的には良い判断というだけの事で、政府全体から見たら全然足りません。
まず、一番問題なのは、所謂量的緩和ですが、これで貸し出しを受けられるのは大企業だけだと思われます。
中小企業は直接的恩恵は少ないでしょう。
また、メガバンクから融資を受けられるのは国内企業だけではありません。
中国企業でもやりようによっては融資を受けられるのです。
という事は、日銀の緩和は大企業と外資のものであり、大多数の国内中小企業の物ではないという事になります。
そして、中小企業とそこにかかわる大多数の国民に対しては消費税増税を放置し搾り取る方針を貫いているのです。
庶民から搾り取って大企業と外資を助けている状態が今回の日銀の政策だと言わざるを得ません。
消費税減税に動かない事には多くの国民は何の恩恵もないのです。
これでは本当に片手落ちの状態です。
今週末は連休前で売りが出やすいのですが、金融緩和が効いてくる可能性もありますし、なによりコロナの影響に見切りがつけられそうな気配も出てきているのです。
よくよく考えると日本はパンデミックに至りそうな状態ではないのです。
おそらく、米国よりも日本の方が中国人の出入りは多いのです。
そして、米国は日本よりも先に出入国規制をしましたが、パンデミックを起こして大変な事態に至りました。
日本は後手後手に見えますが、何故か未だにパンデミックには至っておりません。
結局、一国が早期に完全に抑え込んだとしても、ここまで感染力が強いウイルスを世界から駆逐するのは不可能になってしまっているのです。
3年鎖国して、清浄化した国だけ国交を回復させるのであれば、あるいは・・・とも思いますけどね。
そもそも、ワクチンだって接種すれば絶対に感染しない訳ではないのです。
天然痘は撲滅出来ましたが、それ以外にワクチンで撲滅できた病気なんて聞いたことがありませんからね。
結核だって未だに患者は出るのです。
ワクチンでコロナに罹り難くなる可能性はありますが、過度な期待はしない方が良いでしょう。
まあ、ともかく後手後手には見えるのですが、意外とこんな程度でも良い様にも思うのです。
本当に失敗だったならば、今頃日本も米国の様になっているはずですからね。
もちろん、これは政策が良かったのではなく、日本人が何かの理由でパンデミックを起こさないだけなのかも知れません。
という訳で、日銀の政策は良い判断だと思いますが、本当に良くなるかどうかは今後の政府次第ですね。
本当に何とかしなくてはならないと思っているならば、減税は必須なのです。
まあ、奴らは景気が良くなってきたらまたすぐに増税と言い出すのでしょうけどね。
ただ、景気が良くなるまでは減税なりを勝ち取らなくてはなりませんし、今は重箱の隅をつついてでも圧力をかけるべきだと思っているところです。
まあ、立憲民主党の様に訳の分からない事を言っていてはダメですけどね・・・。

さて、今後の投資方針ですが、おそらくは連休前に売りたいという動きは強いと思うのです。
しかし、連休後に株価はどうなっているでしょうか?
上なのか?それとも下なのか?
今は上の可能性の方が幾分か高いと思っています。
数字にすると、下げる30%対、上げる70%と言ったところでしょうか。
まあ、木、金曜日の動き次第ですけどね。
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