普通に考えると今日が配当や優待を受けるための権利付き最終日で、今日の大引けで対象銘柄を保有していないと権利が受けられません。

しかし、今年はそうならない可能性がありそうです。

取引所からの文面を見ると、いかにもお役人的な文章で非常に分かり難いのですが、簡単にまとめると以下の通りです。


決算後の株主総会を3か月以内に開催しないとならないのですが、コロナウイルスの影響で開催できない可能性があります。

その場合、株主総会を遅れて開催する日から3か月さかのぼった時点の株主に権利がある事になりますので、3月末の株主が権利を得られません。


とまあ、要するに「俺らには責任が無いよ」「ルールなんだから仕方ないじゃん」と言いたい訳です。

ルールを厳守するなら当然ですし、取引所の言いたいことも、もっともだとは思いますが、本当に文面が分かり難いのです。

一度読んだだけでは何が言いたいのかよく分かりませんでしたからね・・・。

この結果何が起こるかといえば、明日は権利が落とされたとみなされて配当予定分が株価から差し引かれて取引が始まるのです。

所謂配当落ちです。

しかし、その後株主総会が開催されず、例えば7月1日に総会がずれたとします。

そうすると、配当落ちで安く買ったのに、配当ももらえるという事が起こるのです。

普通に考えておかしいですし、そうした事が起こってはならないので、政治は今年に限ってはこうした事が起こらないように特措法でカバーすべきなのです。

しかし、今のところは政治的声明は一つもない・・・。

今日は権利付き最終ですよ?

株主は権利を取るべきか否かで最終決断を迫られている場面なのですけどね・・・。




100円台で1円とか2円の配当ならば、特に気にするほどの事ではありませんが、高配当で会社の価値を極限まで減らすという荒業に出た1883前田道路の株主なんて悲惨としか言いようがありません。

配当落ちで株価は急落するのですが、配当ももらえない可能性があるのですからね・・・。

株主総会をネットだけでやるとか、手はあるとは思いますが、とにかく法律的な問題が出てきますので、政治的に何らかの措置は必要なはずです。

まあ、誰も責任を取りたくないのでしょうし、下手な事は言わない方がいい。

そんな感じなのかも知れませんけどね・・・。

なんだか最近は政治が鶏舎に見えてきました。

臆病者が騒いでいるだけ・・・。

それこそ田中角栄位強烈な個性のある政治家が必要なのではないかと思ってしまいます。

安倍さんに彼位の度胸と決断力があれば最強国家にもなり得そうな気がするのですけどね。


取引所から2020年3月末の配当についての注意が出されております。

https://www.jpx.co.jp/news/1030/20200324-02.html

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