先週末のNY株の動きを見て思ったのは「今回も東京のSQが狙い撃ちにされたな・・・」でした。

トランプ大統領がコロナ対策を発表し、市場がそれを好感したのです。

コメントを見ると「コロナに金融政策は効かない!こういう対策を待っていた!」みたいなものがありました。

確かに金融政策ではコロナをどうする事も出来ないでしょう。

そもそも、人々は感染を恐れて引きこもるのですから、カネをバラ撒いても消費が伸びるとは思えませんからね。

ただ、放置すれば企業倒産は確実に増えるでしょうし、金融政策も必要なことは確かです。

そして、米の判断は非常に速いと思いました。

まあ、日本が遅すぎるのですけどね。

ここで、覚えておきたいのは「どうして日本のSQが狙われやすいのか?」です。

もちろん、裏で話が出来ているとか、SQ前に大きな政策を出すと売り方も全滅するから・・・・という様な事もあるとは思うのですが、行きつく根源があるのです。

と言いますのは、こうした世界的問題の時に、日本は大胆な決断が出来ないのです。

何時も欧米を横目で見ながらチマチマと・・・これが世界の常識なのです。

ですから、問題が発生した時にSQまでに日本が対応できないだろうという読みが働いているのだと思います。

SQまではやりたい放題をやっておいて、SQ通過の後に欧米から大きな政策が出てきて相場が反転。

とまあ、そんな訳だと思っているところです。

ですから、読みなのか、仕組みなのかは分かりませんが、とにかく日本のSQは狙われると思っていて良いでしょう。




さて、本来は先週末の米のコロナ対策で相場は大きく反転するはずでした。

そして、今朝はFRBが更なる緊急利下げに踏み込みましたので、もっと米国株は上昇すると見られたのですが、結果は出尽くしのような動きでNYダウ先物は1000ドル以上値下がりしております。

まあ、これ以上は利下げしようがないレベルまで来てしまいましたし、更に追加で何も出来ないとなれば足元を見られてもおかしくはないのですけどね。

大英断の1%利下げも、動き的には出尽くしと言った扱いになってしまっております。

先週の相場の反応もそうでしたが、金融政策はコロナに効かないと言わんばかりです。

仕方がないと言えば、仕方がないのですが、それにしても酷いですね。

ただ、225が下げているのは動かない日本政府にも原因があるでしょう。

今日は日銀が緊急政策決定会合を開くという事ですが、黒田総裁も大概ですからね・・・。

先週は「市場を注視する」と言っていましたが、注視するのは当たり前で、わざわざ言葉にする意味なんて無いのです。

一日のETF買取枠を700億円から1000億円に増やしてドヤ顔だったかどうかは分かりませんが、それでやったつもりなら間違いでしょう。

あまり買い過ぎれば市場の歪みが大きくなりすぎますので、確かにやり過ぎない方が良いとは思いますが、買っても一定額と言うのは足元を見られるだけでしょう。

今日はいくら買うのか?

そして、明日はいくら買うのか?

分からないようにしておくのが良いのです。

まあ、市場は単純にコロナの影響を見たいだけで、金融政策がどうだとかいう事ではないとは思う部分もあるのですけどね・・・。

という事は、更にコロナの考察をして行かなくてはならないのですが、状況は非常に厄介です。

おそらく、コロナの正体はインフルエンザ程度の風邪なのですが、それに世界が震撼しているのです。

いずれはインフルエンザと同等の扱いになるはずですが、その前に世界中で経済が崩壊するかも知れない。

経済崩壊が先か、人々の落ち着きが先か・・・。

騒ぎ立てているのはメディアとSNSであり、それらを強引にコントロールしているのが中国政府。

当初はコロナ騒ぎで中国が崩壊すると予測しておりましたが、今の状況を見ていると逆転しそうな感じがしてきました。

どうなるかは読み切れませんが、引き続き情報をしっかり分析して流れを読んでいくしかないと思っているところです。

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