昨日の東京株式市場は米国株高から買戻しが先行して上昇して始まりましたが、昼に国内でのコロナウイルス感染者の死亡が確認され、一気にネガティブな売りが入り後場は値を消しました。

空売り比率は42.7%でしたので、前場の買戻しよりも、後場の空売りの方が多かったという事になるでしょう。

そして、今日は軟調に始まりましたが、買戻しが入ってきている様で上昇してきてますね。

こうして見ていると、どちらかと言うと「売りたい相場」になってきている様です。

買っても買っても騰がらない相場になると怖いのですが、この動きならまだ怖くはないでしょう。

ただ、ここのところのニュースと相場の反応を見ていると、流石に怖さを感じてきております。

ここ二日間で一気に円安に向かって、為替は112円台に入ってきているのですが、株価はそれ程反応しておりません。

今朝の日経新聞にも解説が出ておりましたが、リスクオンの円安ではなさそうなのです。

見方は色々ありますし、明確な話はまだないと言って良いのですが、本来円安ならば株はもっと買われるのが常だったのです。

しかし、今の相場はそうはなっていないのです。

これは、明確な変化であり、相場のバランスは明らかに変化したと思います。




そして、この円安の正体を考えますと、やはり内需国日本の景気が悪くなってきているし、回復する道が見えないところにあるのではないかと思います。

本気で回復させたいのであれば、消費税減税でもすれば良いと思っておりましたが、メディアが連日恐怖を煽るので皆コロナウイルスが怖くて外出していませんからね。

まあ、感染抑制には良いのかも知れませんが、経済的には問題が大きいと言わざるを得ません。

ただ、こういう影響を何とかするのが政府の仕事なのです。

野党もその辺を攻めればいいのに、相変わらずサクラサクラ・・・。

まあ、どんどん安倍政権は追い詰められている様な感じもしますし、野党の作戦は上手く行っているのかも知れません。

しかし、本当にちょっと待って欲しいのですが、この問題を追及しても何の国益にもならないのです。

今、世界から日本は非難されています。

対応が間違いだとは言い切れませんが、クルーズ船への対応も非難の的になっているのです。

そして、日本も中国並みに隠蔽気質な国だという認識で見られている様なのです。

疑いは、おそらく福島原発のメルトダウンの隠蔽から始まっているのです。

日本政府はこの手の発表に対しては、あの辺りから信用を失っていると思われるのです。

もちろん政権は違います。

あの時は悪夢の民主党時代ですからね。

まあ、悪夢ではなく、現実であったのですが、今も尚、尾を引いているのです。

どこまで、この苦しい状況が続くかは分からないのですが、とにかく政府が動かないとどうにもならないでしょう。

マスコミの報道なんて気にせず消費を!と言いたいところですが、このまま感染拡大が続けば東京オリンピックも危ないですからね。

これが開催不能となれば、日本経済は大打撃となってしまうでしょう。

ですから、目先の消費は諦めて、今は感染抑制に努めるしかないと思っているところです。

問題はここしばらくの株の売買ですが、それでも騰がると思われる銘柄を控えめに売買して行けば良いと思っているところです。

いくら景気が悪くなっても、全てがダメだという訳ではありませんからね。

常に押し目を狙える余力を残し、いかようにも戦えるようにして行けば良いと思っているところです。

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