今日は少し落ち着いた雰囲気の東京株式市場ですが、ここのところの荒れの原因はやはりコロナウイルスの影響でしょう。

どうして、ここまで影響を受けたのかと考えますと、単純に中国と地理的に近いというだけの話ではありません。

今の世は交通網が発達しており、米国も日本も人の移動に関してはそれ程大きな差はないのです。

特に米はインフルエンザの死者が異常なまでに膨れ上がっているのですが、どうもコロナウイルスの影響もあるのではないかと噂もされております。

米は医療技術は進んでいても、金持ちしか病院に行けませんからね・・・。

高熱が出れば、インフルエンザとして片付けられている可能性もありますし、意図的にコロナの実態を調べていない節もあります。

まあ、真相は分かりませんが、日米の株価へのダメージは明らかに違うのです。

この差は何か?

やはり、中国依存度の違いでしょう。




米はトランプ大統領が就任してから脱中国の政策を推進してきました。

今でもappleなどは中国での生産を続けていますが、基本的には他国へ生産拠点を移す流れでしょう。

今回、appleは中国での生産が停滞している事により、売上目標を達成できないとのコメントを出しましたが、先々を考えれば軽微な話であると言えます。

故に、この材料が出た瞬間は売りも出ましたが、結局appleの株価はほぼ下げていない状態なのです。

また、今回のコロナウイルスの蔓延で世界は「チャイナリスク」というものを改めて認識したと思うのです。

所謂、カントリーリスクというやつですが、隠ぺい体質の中国では、何か問題が起こるととんでもない事態に発展してしまうという事。

そして、今後もあの衛生環境では新型ウイルスで似たような中国発の騒ぎが起こってもおかしくないという事です。

今後、米国企業は中国離れを加速させ、サプライチェーンから中国をどんどん外していくでしょう。

損失を恐れる日本企業の多くは、それが出来ないのではないかと思いますので、これが日米の差となり、今後の日本に暗い影を落とす可能性があります。

そこまで考えて行くと、日本株、日本経済の未来はあまり明るくはなさそうです。

やれば出来るし、やるべきではあるのですけどね・・・。

例えば、日本は得意だった半導体の製造を韓国や台湾に売ってしまい、単に半導体素材提供国に成り下がってしまったのです。

フッ化水素の輸出額は150億円程度なのですが、それを利用して韓国が生産している製品は20兆円にも及ぶのです。

日米貿易摩擦から始まった問題であり、仕方がなかった部分もあるとは思うのですが、本当にバカらしい話です。

日本は半導体で儲け過ぎて米国から睨まれしまい、国内製造を諦めた経緯がある訳ですが、それにしてもです。

少なくとも、トランプ大統領は分かってくれると思いますし、日本もトランプ方式で産業を国内に取り戻すべきなのです。

これが日米の差であり、株価の差であるのです。

まあ、それでも、騰がるものは騰がるのですし、悲観ばかりで株式投資は出来ないのですけどね。

苦しい相場ですが、常に活路を見出しながら、利益を求めて行けば良いと思っているところです。

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