一握りの銘柄は上昇しておりますが、多くは下落でのスタートです。
特に、決算が悪かったところは売られているのですが、目を付けている銘柄が予想以上に悪い決算で売られております。
ただ、この売られたところこそ、おいしい仕込み場ですので、こうした局面をコツコツ拾って頂ければと思っているところです。
少し時間がかかりますが、3月末頃には仕込んでおいて良かったと思えるでしょう。
予想外に悪かった故の、予想外の下落は、予想外の買い場という認識です。

さて、個別の材料での強弱はもちろんあるのですが、やはり衝撃を与えているのはGDPです。
悪いのは皆分かっていましたが、やはり悪かったのです。
しかも、政府には反省の色が全くない・・・。
確かに豪雨災害や暖冬による消費減はあるでしょうが、絶対的な問題は消費税増税なのです。
14年の増税時よりも落ち込みは少ないとか言ってますが、14年は3%の増税で、今回は2%ですから、少なくとも何の不思議もありません。
この増税でどれだけ内需が落ち込み、どれだけ日本人の元気が失われたのか・・・。
二言目には「増税やむなし」というのが愚かな財務省の考えですが、増税をしなくてはならない程に苦しいのであれば、まずは自分達の給料を減らすところからやるべきです。
また、ODAなどやってる場合ではありません。
削れるところはたっぷりあるのに、何も削らずに国民に増税を迫るのはおかしな話です。
まあ、結局役人の給料を削っても消費が伸びる訳ではありませんし、さらに景気が悪くなるのは確かです。
ですから、それが良いとまでは言いませんが、増税をするならば、財務省もそのぐらいの覚悟はもつべきです。
さて、問題なのは終わってしまった10-12月GDPではありません。
コロナウイルスの恐怖で更に消費が落ち込んでいるし、頼みの中国人消費が激減しているのです。
政府は国民を虐めても、中国人がカネを落としてくれるから大丈夫!と思っていたのでしょうが、そうは問屋が卸しませんでした。
このままでは1-3月GDPは更に酷い数字となるでしょうし、その後も相当危ないでしょう。
政府は消費税増税は完全に間違いであったと認め、減税に方針転換すべきなのです。
困っているところにカネを出して・・・とか、いつものロジックで物事を進めようとしてますが、それでは消費は活発にならないのです。
減税と規制緩和で景気を良くしている米国の良さを多少なりと見習えば良いのですけどね・・・。
優秀な日本人は多いですが、少なくとも政治を見ている限りは己の私利私欲でしか動かないバカ集団にしか見えません。
まあ、考えようによってはまだ余裕があるとは言えます。
いくら何でも国を亡ぼす程ではないと思いますし、流石にそうなる前に誰かは立ち上がるでしょう。
株価はもっと下がって当然の場面だと思うのですが、どんどん下がって行かない背景には本当に追い詰められた状態ではないという余裕もあるのかも知れません。
まあ、それ以前に世界はカネ余りで、何かを買わなくてはならない状況だというのもあるとは思うのですけどね。
しかし、本当に今の相場というのは、どこまでを織り込んでいて、どこまでが織り込まれていないのか?
これほど分かりにくい相場もなかなかないと思いながら見ているところです。
結局、良いものは買われて行きますし、銘柄を厳選して行けば目先どうなろうと気にする必要はありません。
しっかり選別して、その内やってくる大幅上昇を待っていれば良いと思っているところです。
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