今日の東京株式市場はコロナウイルスの感染が再度拡大した事を受け軟調なスタートとなっておりますね。

ウイルスの質を見ていると、これで感染が止まるとは到底思えないのですが、4月には終息と言う見方が出たりして、これを好材料として買っていたとするならば痛手という事になります。

しかし、軟調とは言え、225で現在60円安程度です。

多くのコロナ関連銘柄は大幅安ですし、どちらにしてもコロナウイルスの動向は相場にそれ程影響していないようにも見えます。

ここでふと思うのは「株価は半年先を予測して動く」と言いますが、今の相場は本当に半年後の経済を反映しているのでしょうか?

米国は利下げ余地もありますし、とにかく内需が好調ですから、NYダウが高値を更新していても納得できます。

しかし、日本はどうでしょうか?

増税で具合が悪い内需が、コロナショックで更に冷え込むのは確実です。

半年後にはコロナショックも終わって消費が活発になっているのでしょうか?




確かに、半年後にはパンデミックも終息しているかも知れません。

しかし、確実に産業構造は変化しているでしょうし、中国がこれまでの姿ではないように思うのです。

今回のパンデミックで人民の不満は相当溜まっている様ですからね。

今の状況が長引けば、あちこちで中小企業が倒産しますし、中国経済を支えてきたマンション投資も完全に崩壊します。

まあ、既に崩壊している状態なのですが、いよいよこれで終了となる可能性もあるのです。

これらの状況を考えれば、半年後の経済が好調な訳がないのです。

だとすれば、この株価はおかしい・・・。

しかし、現実はこの株価ですし、半年後の日本経済が暗いのは誰の目にも明らかなのです。

理解は難しいのですが、やはりここでも「相場は誰もが思う方向には動かない」という状態なのだと思います。

また、何度も書いてますが、基本的には過剰流動性相場であり、カネが余って仕方がないのです。

株が下がると思って売るとしても、売った後にそのカネをどこに持って行くのかが問題となるのです。

個人ならば現金で持っていれば良いのですが、年金運用などはそういう訳には行きませんからね。

ですから、注目すべきは金利であり、当局の金融政策という事になります。

とりあえず、引き締めに動くまではしっかりした相場は続くでしょうし、そういう目で相場を見て行けば良いでしょう。

ただ、中国共産党が倒れたとか、暴動が頻発して、あちこちで虐殺が行われたとか、そういう不穏な事態に至った場合はどうなのか・・・。

本当に何が起こってもおかしくない状況です。

ですから、無理をせずいつでも対処できる範囲での売買が今は正解だと思っているところです。

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