波乱の幕開けとなった昨日の東京株式市場ですが、今日は一転して買われて始まりましたね。

米国株が落ち着いていたのもありますが「米国とイランは本格的な戦争には発展しそうもない」という見方が多くなってきたからと思われます。

イランが北朝鮮並みの貧困国ですと暴発する可能性もありますが、そこまで困っている国ではありませんし、命を賭してまで戦うという人間はそれ程多くはないのではないかと推測しております。

結局、今の時代に本格的戦争というのは起こりにくいのです。

仮に戦争で勝ったとしても経済制裁で苦しむのが目に見えていますからね。

ロシアのクリミア侵攻もそうです。

クリミアを手にしたものの、経済制裁で非常に苦しくなりましたし、本当に信念がないとやって行けないのです。

報道ではイランの最高司令官は次期最高指導者候補だったそうですが、彼が中東テロの根源であるという話もありますし、イラン国内にも嫌っている人は結構多いとか。

殺害はよろしい事ではありませんが、彼が関与してどれ程の人間が死んだのかを考えれば、殺害相当案件であったのではないかと思っているところです。




また、イランは反発しておりますが、この件で反撃すれば何倍にもなって反撃される訳です。

米とイランが戦ってどちらが勝つのかは火を見るよりも明らかなのです。

イランを中国やロシアが支援するなら話は変わりますが、それはまず有り得ない。

中国もロシアも今米と喧嘩する訳には行かないのです。

両国ともそんな余裕はないですからね。

特に中国が参戦したとすれば、中国切り離しの格好の材料になりますし、むしろ米の狙いはそこではないかと思えるほどです。

しかし、流石に中国もその辺は分かっているでしょうし、イランの後ろ盾にはならないでしょう。

という事は、イランは既に手詰まりで、小さなテロはあるかも知れませんが、本格的な戦争には至らないと判断して良いのではないかと思っているところです。

まあ、今回の殺害は米民間人が殺害された件からの派生なのですが、ある意味では小さなテロでした。

小さなテロでも司令官が殺された訳ですから、今後もテロでも起こそうものならば、52か所の空爆の可能性が待っているという事になる訳です。

イランはそこまでリスクを冒して攻撃してきますかね?

中東の人達には、いい加減にして欲しいのですが、こうした事が起こるのはやはり一部の特権階級の人達だけが好き勝手やっている事の反動ではないかと思えます。

今や新興国でも多くの国民がスマホを手にし、ネットで自由に情報を入手しているのです。

制限が厳しい国もありますが、賢い人は取り込まれずにより正しい情報を入手しているでしょう。

ですから、中東ではあちこちでデモが頻発しているのです。

このままイランは反撃できずに国民の不満が政権へ募って、最高指導者もこのままでは済まないのではないかと思っているところです。

そして、多くの中東の国が変わって行くのではないかと。

ゴーンが逃げたレバノンも特権階級に対する反発が大きくなっていますからね。

メディアはレバノンではゴーンは英雄だとか言っていますが、レバノン国民からは特権階級がまた特権を乱用してとんでもない事をやったという認識が結構強いようです。

この件はまた後日。

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