ただ、想定外なのは材料株が意外と下げている銘柄が多くマザーズ指数は1%を超える下げとなっていることです。
921ポイントを超えるかどうかの相場になって行くと予想したので、これはちょっと意外でしたが、悪くない銘柄もありますし、次第に空気は変わってくるのではないかと思うのですけどね。
空気を悪くしているのは悪材料を発表した4571ナノキャリアで、つい先日サンバイオショックから立ち直ってきたバイオセクターを冷やしている状態です。
ナノキャリアは先々面白くなる可能性がある銘柄でしたが、この悪材料がどう影響するのか?
場合によっては買いだと思っているのですが、この件に関してはまだ調査中であり、結果はメンバーにレポートしていきます。
まあ、今日は大納会という事で、連絡が取れない証券関係者も多く、今日中に判明するかどうかは分かりませんが、買うにしても今日ではないと思いますので、慌てずに観察して行けば良いでしょう。

さて、今年も色々ありましたが、一番大きかったのは米中冷戦ですね。
年末に差し掛かって米中協議は一部合意となりましたが、だからどうした?というレベルの話でしかありません。
メディアは正常化に向けての期待を煽るような記事ばかりを書きますが、米の狙いは中国の弱体化です。
「共に儲けましょう!」という話ではないですし、米は既に中国に見切りをつけていると思って良いでしょう。
相変わらず強気の中国ですが、基本的に経済が行き詰っているので、正常化しても発展は望めません。
また、正常化するために必要なのは中国の輸出企業へ対する補助金の停止ですが、これを守れば輸出企業の多くは倒れます。
ですから、中国がどのような選択をしようとも、先行きは何も変わらないのです。
先日、アリババの馬雲氏が1日に5人の友人からカネを貸してくれとお願いされたそうですが、当然それは中国企業の経営者からでしょう。
しかも、彼に直接頼めるほどの人物からという事になるのですから、これは本当に中国企業が苦しい状況に陥っている証と取れます。
本人も2019年は大変な年だったとしておりますが、これは始まりに過ぎないかも知れないと語ってました。
まあ、どこまで本当かは分からない話ですし、たとえ、本当だとしても苦しいところで前向きな行動をするのが有能者です。
こんなことを言いながらも、着々と勢力拡大に動いているのかも知れませんし、ヤバいと思ったら底だったという話はよくあります。
この件に関しては素直に米国の攻撃が効いているし、中国はいよいよ危なくなってきているようには思うのですけどね。
ともかく、こうして中国を攻撃しながら米経済は良好な状態を保っているのですし、それは中国との関係を悪化させたことによる良好とも取れます。
もちろん部分的には落ち込んでいる分野はあるのですが、米全体で見れば些事な事になるでしょう。
また、今は落ち込んでいてもサプライチェーンがどんどん変化しているようですし、いずれそうした影響も小さくなって行く事でしょう。
2020年も引き続き目が離せないのが、この米中関係です。
さて、国内も色々ありましたが、とにかく政治が酷かったですね。
特に野党が酷すぎました。
年後半は桜を見る会で攻め立てておりましたが、結局野党の支持率は伸びませんでした。
もう国民も飽き飽きであり、メディアもいい加減取り上げるのを止めたらいいのですけどね。
ただ、新たな問題は先日の秋元議員の逮捕です。
賄賂の額としては少額ですし、どう見ても小者案件に見えますね。
しかし、賄賂を渡したとされる500.comですが、大株主は中国の紫光集団で、ここの社長は元エルピーダメモリの坂本幸雄氏です。
国益の観点からも、潰すべきではないし、潰してはいけなかったエルピーダを潰したのは民主党政権でしたが、この件でエルピーダの技術があっさり中国に渡りました・・・。
どうも黒い・・・黒過ぎるのです!
エルピーダの倒産も計画的に見えますし、思い出すだけで腹立たしいのですが、何か裏で動いているものがあると感じてしまいます。
そして、どうしてこうした件が浮き彫りになってきているのか?
それは、米が中国を攻め落としたいが、邪魔をしているのは日本という事があるからではないでしょうか?
だから秋元議員は300万円程度の賄賂でお縄になったのであろうと。
そして、今後もこうした逮捕劇は続くのではないかと思っているところです。
中国に技術を売り渡そうという売国議員や官僚はゴロゴロ居ますからね。
日本が許しても米は許してくれません。
という訳で、2020年も楽はさせてくれそうもありませんね。
ただ、基本的に相場は悪くないと思っています。
今日はぱっとしませんが、売り叩かれるような状況ではありませんし、来年は今年以上に材料株の上昇に期待して良いと思っているところです。
今年も一年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願い申し上げます。
アリババの馬雲氏1日に5人から借金をお願いされる
彼に直接カネを貸してくれと連絡出来る人物という事は、それなりに地位があるという事でしょう。
相当ヤバい状況なのではないでしょうかね?
https://www.epochtimes.jp/p/2019/12/50208.html
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