何年前だったかは忘れましたが、ネット証券が出てくる前は片道1.25%の手数料で、売り買いの往復で2.5%も手数料を取られていましたからね。
それが遂にゼロになるのです。
ネット証券が無い頃は板も簡単に見る事が出来ず、証券会社でも支店の営業職は本店に連絡をしてFAXで板を手の入れていたものです。
お客に伝える頃には変わっている事も多かったのですが、そんな情報を提供しているだけで往復2.5%の手数料を取っていたと考えると、暴利と言えば暴利ですね。
ただ、結局これもデフレの波であり、個人投資家としては嬉しいのですが、その分証券の営業職の収入は減っている訳です。
昼休みも30分削られましたし、本当にブラックな仕事になってしまいました。
しかし、この手数料の無料化ですが、実は米国では相当進んでいる様で、無料は当たり前のような感じですね。
証券会社は何で儲けるのかと思ったら、信用取引での融資に対する金利・・・。
証券会社は売買の仲介業から、金貸し業になってしまったようです。
ですから、手数料無料化は信用取引のみであり、現物取引は対象外という事になるようです。
まあ、当然と言えば、当然ですが、本当に株で儲けようと思ったら現物取引が一番なのです。
信用取引で利を得るのも可能ですが、少しのミスで全てを台無しにしますからね。
専業で張り付いて見ていられるならば信用取引でも良いとは思いますが、副業トレーダーならば現物取引が一番良いでしょう。
大成功はせずとも、大失敗はしない。
その内にコツコツ利益が重なって、大きなものになって行く。
株式投資に焦りは禁物であり、これこそが本当の勝利を手にするために必要な売買だと思います。

しかし、この信用取引の手数料無料は、ちょっと羨ましいですね。
どうにか利用できないかと思って調べてみたのですが、どうやら信用で買って現引きすれば、買いの手数料は無料になるようです。
もちろん売りは現物なので、手数料がかかりますけどね・・・。
また、2日分の金利は取られるようです。
ただ、基本的に金利は安いので、手数料よりは安く済みますし、金利は損金に入れられるのです。
そう考えると、現物の範囲で取引を繰り返すならば、この手法が意外と良いという事になろうかと思っているところです。
まあ、面倒と言えば面倒ですけどね。
それでも現物トレーダーにとってはプラスの材料と捉える事も出来る訳です。
証券会社は大変そうですが、使えるものは使って、1円でも多く利を得て行って欲しいと願っているところです。
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