米国株は感謝祭で休日のためにお休みでした。

トランプ大統領が香港人権法にサインをしたので、10日を待たずに成立となりましたね。

成立まで多少時間稼ぎをし、その間に最低限の米中合意を行っていくのではないかと思っておりましたが、そこまで器用には出来なかったようです。

そして、この法案が成立した事により、米中間での合意は何も実行できなくなるのではないかと懸念しているところです。

昨日テレビで見た中国の高官は、記者の質問に顔を引きつらせて5秒ほど沈黙しておりましたし、この法案の成立は本当に苦しいものになるのだろうと思っています。

結局、あんな顔になった背景は何かと考えますと、おそらくは習近平に対する報告としては、都合の悪いものが排除された状態で届けられているそうなので、香港人権法は成立しない見込み・・・とか、そんな感じで伝わっていたのではないでしょうか。

しかし、このタイミングで成立してしまった訳で、どうしたらいいのか分からないと言ったところでしょうか。

最悪、粛清も頭をよぎっているでしょうし、そう考えるとあの顔も頷けます。

しかし、本当に北京政府はどうするつもりなのでしょうね?

このまま香港を放置することは出来ないし、弾圧すれば香港ドルは終わります。

香港ドルが終われば、人民元も終わるのです。

また、既にある程度の弾圧をやった後ですから、それこそ、これ以上の弾圧をやらなかったとしても「民主主義は守れていない!」と判断されかねません。

米が香港の調査を終えるまでに、香港を民主化させないと大変な事になるはずです。

しかし、相場はこれでも、どこ吹く風といった感じで、今日も堅調に推移している訳です。




さて、今の相場はいったい何を見て動いているのでしょうか?

元々、米中通商交渉の行方はそれ程気にしていないのではないかと見ていたのですが、今のところはそんな風に見えています。

強いて言えば、このまま香港を民主化できるかどうか?

そして、民主化は行われるという方に向かっている様な気がしてなりません。

まあ、今最も関心の高い題材ですので、これからも観察を続けながら予想して行きたいところです。

さて、香港ではアリババが上場となりました。

NYから追い出されそうになり、慌てて香港に上場になったのですが、一応これは上手く行った形でしょうか?

中国はともかく、アリババは景気が悪くなればなるほどに需要が伸びるネット販売大手ですからね。

商売は安泰と言えば安泰です。

しかし、この企業ですが、結局共産党がAmazonの進出を拒み、手法や技術を盗んで国産化したものです。

ここの大株主になっている9984ソフトバンクですが、穿った見方をすれば泥棒支援企業といったところでしょう。

全く困った話です。

さて、そのソフトバンクですが、抱えている未上場の企業の資産価値の算出に疑問符がついております。

先日のウィーワークの上場で化けの皮がはがれて赤字転落となった訳ですが、とにかく米から中国関連企業として強烈にマークされている状態ですので、先行きは非常に危ないと言わざるを得ません。

アリババが好調な滑り出しても、ソフトバンク株にほとんど反応がありませんし、落ち着けばまた売られそうな感じがします。

本当に酷い事になったものです。

さて、誰もが知る有名な大型株で6502東芝があります。

これは赤字転落で東証2部に身をやつしている訳ですが、1部昇格の条件が緩和されそうですし、復帰も近そうですね。

また、面白い材料としては「血液一滴で全身どこの癌でも判別できる機械を開発している点」です。

実用化の可能性が数年内になっているのが凄いです。

まあ、企業規模が大きいので、これが会社の売り上げにどれほど影響するかは分からないのですが、見たところ消耗品的な判定キッドの様ですし、意外と伸びる商売になるかも知れません。

ちなみに、この材料が出た日は大幅な買い気配で寄り付いた後に急速に値を消して小幅高に終わっております。

推奨したのはその売られたところで、これは完全に未評価であるとの判断でした。

結果、数日で同社株は高値更新となった訳です。

荒っぽい銘柄ばかりが推奨されていると思っておられる方も多いようですが、本当に良いと思えば誰でも知っている大型株でも推奨はするのです。

ちなみに、東芝の上昇はまだまだこんなものではない可能性が出てきております。

詳しくは書きませんが、目標を達成しても推奨を継続する可能性が出て来ております。

ですから、ここから買っても間に合う可能性はあります。

今後も良い銘柄があれば、なんでも推奨して行きたいと思っておりますし、ご期待頂ければと思っているところです。

さて、株はまあ堅調であるのですが、実際に景気はどうなのか?

実際に街の景気は悪いと思うとレポートしておりましたが、経済産業省が発表した10月の小売販売は前年同月比で7.1%減でした。

なかなかの下落幅ですが、11月に入っても消費が伸びている様には見えません。

もちろん、生活必需品はそこそこ売れているのでしょうが、ぜいたく品系は敬遠されているでしょうね。

面白いのは、イートインコーナーがガラガラだという事です。

先日、とあるイートインでたこ焼きを買って、食べて行くから箸をくださいと言ったら驚かれました。

持って帰らないの?みたいな感じで。

販売側も持って帰らせるのが当たり前みたいな感じになっているのでしょうかね?

こんなことで景気が良くなるとは到底思えません。

ちなみに、持ち帰りが増えるという事は、ゴミが増えるという事です。

一方では「プラスチック削減!ゴミ削減!レジ袋有料化」と騒いでいるのですが、国はゴミを増やす、持ち帰りの方が税金が安いとしているのです。

バカバカしい話ですね・・・。


アリババ株200ドル超 香港上場は上手く行ったようですね。景気が悪くなればなるほどにアリババは儲かりますからね。ただ、それでもピークはあるでしょう。

東芝血液一滴でがん検診 これは画期的であると思います!

消費税増税後、厳しい出足 説明する必要もないとは思うのですけどね。

最後にランキングのチェックを ⇒ 

無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。

登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。

よろしければ、登録してみてください。

読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。