23000円付近までは想定した下げですが、ここには丁度25日線が上昇してきておりますし、23000円は節目として意識されている値段です。
ここを割り込んで元気が無いような動きとなると、目先調整色が強まる可能性が高いでしょう。
どうしても気になるのが米中関係であるという事は何度も書いてきておりますが、どう考えても、改善に向かうとは思えないのです。
先日、香港人権法が全会一致で下院を通過し、上院も全会一致で可決となったのですが、これで議会の3分の2を超えているので大統領の署名なくしても10日後に正式に発動するそうです。
という事は、止められるのは大統領の拒否権のみとなるのですが、上下両院が全会一致で可決したものを今更拒否できるとは思えません。
拒否すれば、それこそトランプ大統領自身が弱気だと見られてしまいますからね・・・。
だとすれば、10日で自動発動する前に署名するのではないか?と考えているところです。

さて、香港人権法が正式に発動しますと、香港は優遇措置を外される可能性が高いです。
完全に中国は終わりの状態になってしまいますが、ここまで行くと中国に残るのは降参か抗戦という事になりそうです。
米は戦争も覚悟でこの法案を通したのだと思いますし、それだけ本気なのでしょう。
アメリカという国の根幹は「自由」であり、今の中国はどう考えても許しがたい存在なのです。
そもそも、中国を許したオバマが悪いし、許す方向へ導いた日本も悪いのですが、ここへきて米は本来の姿に戻ったのでしょう。
米国人にとって、人権弾圧というのは、何にも代えられないぐらいに許せないものであり、香港もそうなのですが、ウイグルやチベットへの弾圧も絶対に許せないと思っているのです。
こんな状況で米中が通商協議で一部でも合意する可能性の方が、低いと言わざるを得ません。
ですから、普通に考えて合意に期待した買いというのは、おかしいのですから、相場はこんなに強いはずがないのです。
しかし、現実には強い。
これは米中関係が悪化するという事をネタに空売りしているところが踏まれているために起こっている現象だと思っておりますが、流石に本格的に米中関係が崩壊してしまうと売り方に根拠が与えられますので、売り方が勝利する可能性も否定はできません。
まあ、中国が潰れて、その先に何が起こるのかを考えて行かなくてはならないですし、先々を見れば買いであるとは思っているのですが、買いのタイミングを間違うのはよろしくないでしょう。
とりあえず、目先は下がる可能性が高いと見ておりましたので、余裕を持たせていただくようにとメンバーにはレポートしておりました。
そして、悪い予感の通りに下げてきましたので、後はどこで買うかを考えて行く相場という事になります。
そうこう書いている内に225は22850円まで売られてきておりますね。
相場解説は米中関係の悪化を懸念・・・。
逆に米中合意に本当に期待していたのか?と聞きたくなります。
しかし、上昇していても大して買いも入っておりませんし、下げたところで誰が投げるのでしょうね?
そういう意味で考えても、それ程大きくは下げない様には思うのですが、それでもまあ23000円を割ってくるのは良くないですし、ここでの大陰線はきついです。
底値を見極めるまで大人しくしておく。
現在の方針はこれが良いのではないかと思っているところです。
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