やっと相場として、健全な形になってきた様に思いますが、続いてくれるかどうかが気になるところです。
依然として高値警戒感はありますが「警戒感が強いがために空売りが多く入り、結果的に相場は下げない」という皮肉な状態になっております。
ただ、大問題が起これば、下げる可能性はあります。
今は高値圏ですし、この株価を維持できる根拠はあまりないですからね・・・。
さて、急落、もしくは暴落を引き起こす可能性がある材料としては「米中関係」になるかと思います。
日々の相場解説では米中通商交渉の進展具合が伝えられ、相場が動いている理由付けに使われているのですが、まあ確かに影響はしている様には思います。
ただ、どうも腑に落ちないのは、米中が一部でも通商交渉で合意するとは思えないのです。
私だけがそう見ているとは思えないし、皆疑っているからこそ、空売りを入れているのでしょう。
例えば、10月25日の話ですが、ペンス副大統領がかなり強烈に中国批判をしています。
その後、通商交渉は一部合意に向けて近づいているとか、中国側からの情報として出てきていましたが、今のところ合意の兆しはありません。
そして、日々の情報で株価だけが上に下にと動くのです。
中国は台湾と香港が非常に気になるようで、先日航空母艦を台湾海峡に派遣しました。
信じ難いのですが、多分これは丸裸の空母です。
戦闘になったらただの標的艦・・・。
空母とは、護衛の艦船が揃って初めて運用できる難しいものなのです。
隠密行動がとれる潜水艦は必須ですが、中国の潜水艦は雑音だらけで隠密行動が出来ないですし、戦闘運用できる日はいつになるというのでしょうね・・・。
それでもまあ、威嚇としては役に立つとは思いますし、中国の態度は分かりやすいですよね。
要するに「何も譲歩しない」という事なのです。
それと、最近香港の警察や軍関係者らが、Twitterなどで「第二の天安門にしてやる!」という書き込みが増えているとか?
天安門事件は隠したかったのではないのですかね・・・?
まあ、いずれにしても香港はかなり追い詰められているのですが、このまま弾圧すれば米は間違いなく優遇措置を外すでしょう。

流石にそこまで行けば株価も影響を受けると思うのですが、こんな分かり切った事に反応出来ない程、株式市場は無能ではないと思います。
おそらく、この辺は織り込んでいるのです。
これだけ空売りが入っているという事は、そうした事が起こって売りに来るものが先に出てきてしまっているのです。
ですから、今後この事態が現実のものになったとして、それはもう悪材料出尽くしという可能性も考えられるのです。
まあ、もっと強烈に何かが起こるかも知れませんし、下げの相場はどこかでかは来るので、買い屋の私でも「ここから更に強気で買え!」とまでは言いませんが、相場というものは我々が考えつく程度の事は大抵織り込んでいるのです。
私も何とか、その一歩先を行こうと努力していますし、時々先回りが上手く出来るから面白いのですが、ともかくこの程度の事は織り込まれている可能性が高い。
そう思って、この相場を見ているところです。
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