急騰はないが、急落もない週明けは実に平和で良い感じですが、今は多くの個人投資家は売り方だと思われますので、面白くない週明けなのかも知れません。
テクニカル的には天井サインがいくつか出ておりますし、今後の景気動向や世界情勢を考えれば良い事なんてあまり想像できませんから「普通」に考えれば売ってれば勝てる相場だとは思います。
しかし、既にみんな、売ってしまっているのです。
みんなが買った相場がそれ以上、上昇しなくなるのと一緒です。
売り方も下げても下げても売るつもりならば良いのですが、下げたら買い戻そう・・・。
だから相場が下がらないのです。
景気の先行きが悪くとも、カネ余りは続くのです。
利下げで金利が付かない世になっているのですから、債券以外でカネを運用しなくてはならないのです。
まあ、色々運用先はありますが、やはり株式というのは魅力的であると思うのです。
ある程度信用がある日米の株は魅力的ですし、特に出遅れていた日本株は更に魅力的という事になるでしょう。
225はそこそこ騰がっていても、材料株は底値の物がゴロゴロしていますからね。
まあ、今更底値の銘柄ではいつ動くのか・・・ですが、頭を買いに切り替えて相場を見た方が楽でしょう。
とにかく、多くの個人投資家が「次はどの株が騰がるんだ!」と言うまでは、上昇相場が続くでしょう。
さて、買いを煽っておきながらなのですが、最新の国際情勢を見てみたいと思います。
皆様、ご存じの通り相場は米中通商交渉が一部合意に至る事に期待している部分があると思うのです。
まあ、私はそうとも言えないのではないかと思っているのですが、少なくともいくらかは期待されています。
さて、この合意がなされる可能性は本当にあるのでしょうか?
確かに一部合意ならば、内容次第ではあるのかも知れませんが、米が求めているのは国際ルールを厳守した関係でしかないのです。
それを実現しようとしない中国に対して関税をかけているのであり、一部合意というのは何をどうすれば合意できるのかが全く分からないのです。
また、今の中国は香港問題を抱えています。
北京政府はこれを何としてでも鎮圧したいのですが、国際社会からの監視がきつくてそうも行かないというのが実情でしょう。
まあ、国際社会の監視と言っても日本は多分監視はしていませんけどね・・・。
情けない話ですが、今の日本はどちらかと言えば中国寄りであり、北京と喧嘩するつもりはなさそうです。
しかし、米は違います。
とん挫しそうだった香港人権法案が、マルコルビオ議員の活躍により、今週中にでも可決される見込みだそうです。
これが可決されたら北京は「内政干渉だ!」と大騒ぎし、逆に香港は歓喜に満ち溢れ、中国は混沌とした状態になると思います。
香港を50年はこのままにすると約束してイギリスから返還されたのですから、最初に約束を違えたのは北京です。
しかしまあ、元々中国だった訳で「返してもらったら自由にしても良いだろう!」という北京の気持ちも分からなくはないです。
ただ、約束は約束で、一度したからには守らなくてはならないのです。
これが今週一番気になる悪材料ですが、さてどうなりますか。
まあ、結局何をどうしようとも中国は超高齢化社会に突入しており、国力は衰退するばかりなのです。
貿易戦争がどうであろうと何も変わることはないのです。
戦争が始まる前から中国のGDPは伸びが悪くなっていたし、貿易戦争とは話題をずらすためにセットされた材料に過ぎないという事です。
こうして物の本質を見誤り、投資家は相場の先行きを見誤るのです。
さて、米国は所得税減税が終了するのですが、トランプ大統領はこれを継続、または拡大させたい意向のようです。
ただ、減税を可決するには下院で法案を通さなくてはならないのですが、民主党が過半数を握っているので、難しいかと思われます。
次の選挙は来年11月の大統領選挙と同じ時となりますが、これに向けて大減税キャンペーンを張り、民主党を一気に叩き潰すのではないかと思います。
どの道、ウクライナゲートは無理筋ですし、メディアが言う程トランプは苦しくないはずです。
おそらくは下院選挙も勝利し米国経済は拡大を続けるでしょう。

さて、株価は下向きになりますか?
目先上げ過ぎれば調整は必要でしょうし、虫眼鏡で見れば下げる場面もあるでしょう。
しかし、一歩下がって見れば、結局トレンドは上昇という事になると思っているところです。
もちろん変化する可能性はありますし、絶対上昇とまでは言いません。
しかし、下げに期待しているよりは「上げ賛成」の方が楽な売買が出来ると思っているところです。
売りは相場が壊れてからでも遅くはないのですからね。
さて、今日は新たに推奨銘柄を増やしました。(ヒントは銘柄コード「24・・」)
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