まだ高値には届いていませんし、現時点では何とも言えないのですが、高値に向かいそうな気配は感じます。
何がこの上げを主導しているのかは、はっきりと分からないのですが、NYの大引け後に出された半導体関連企業の決算が良かった事や、米中通商交渉が合意に近づいているという話が相場を後押ししているのかも知れません。
まあ、どれもいまいち弱いですし、多くの投資家はこの上げに対して懐疑的に見ているようだと聞いておりますが、実はそうした弱気こそがこの上げの原動力なのではないかとは思っています。
少なくとも1357ダブルインバースの買い残が増え続けている間は、大きな下げはないだろうし、今しばらくは強気で見て行けば良いでしょう。

さて、気になるのは米大統領選挙ですが、民主党がトランプ弾劾を目指して公聴会を開きましたね。
以前も書きましたが、この件で弾劾は無理でしょうし、この件で追い落とされるのは民主党のバイデン氏です。
黒幕はほぼ間違いなくバイデンで、オバマも裏で繋がっている可能性すらある。
これもあって次の大統領選挙にクリントンが出てこないのではと考えているところです。
そして、大統領選挙と時を同じくして行われる上下院の選挙ですが、このままでは民主党が大敗するでしょう。
弾劾して勢いを付けたかったはずの民主党は巨大ブーメランが命中している状態ですが、事情通によれば最初からバイデン落としの狙いだとも言われております。
今後どんな変化があるのかは分からないのですが、基本的にウクライナの件ではトランプは100%潔白だと言い切れます。
まあ、ウクライナの大統領との電話会談の録音だけが本物のやり取りであるならばですけどね。
次に米中通商交渉ですが、一部合意が近いという報道が度々出ますね。
何としてでも農産品を輸入しなくてはならない中国と、国際ルールを守らないなら関税を引き上げると主張をしている米国の間の妥協点って何なのでしょう?
しかも、米は何の譲歩もするつもりがないのです。
中国では豚肉が去年から2倍に値上がりしておりますし、他の農産品も大きく値上がりしており、物価が全体的に10%以上、値上がりしているそうです。
そして景気は悪化しているのですから、完全に※スタグフレーションです。
※スタグフレーション(stagflation)
スタグネーション(stagnation:停滞)と インフレーション(inflation:物価上昇) を合成させた言葉で、景気後退局面にありながらもモノ不足によりインフレの状態。
あまり話題になっていませんが、相当まずい状況でしょう。
それに加えて、香港問題の解決策が無いのです。
北京政府が諦めて香港の民主化を受け入れるか、香港市民を虐殺するしかないのですが、虐殺したら世界から孤立するのは間違いないですからね。
正直、中国は既に「詰んでいる」と思います。
不動産バブルも崩壊していますし、来年は今年以上の利払いが待っているのです。
一帯一路どころではないし、軍拡の余裕なんてどこにもないと思うのですけどね。
そもそも陸の国が海に手を出している時点で負けだと思うのですよね・・・。
ちょっと脱線気味ですが、ともかく米中が一部合意と言われても、何をどう合意するのかがさっぱり分からないのです。
そもそも、関税の掛け合いが争いの原因ではないのですからね。
そう考えますと、結局決裂で売られる可能性はあるのですから、この上昇を見ても安心はできません。
ただ、何度も言いますが、「そもそも、米中合意に期待した相場なのか?」という疑問はあります。
中国経済はボロボロになってきているのです。
少子化で超高齢化社会を迎えるのは誰でも分かっている事ですし、今後さらに発展していく可能性は極めて低いという事も分かっているのです。
ですから、見るべきところは、そこではないと思いますし、その辺に期待して売るべき相場ではないと思うのですけどね・・・。
さて、個別ですが、先週末にメンバーに推奨した6709明星電気は、相場の弱さに負けずにどんどん値上がりしております。
今日は相場は強いのですが、先行していても売られる事なく堅調です。
良い銘柄を推奨して行くつもりですので、次の銘柄にもご期待頂ければと思っているところです。
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