今朝の東京株式市場は225は小幅高ですが、TOPIXは小幅安で、あまり良いスタートではありませんね。

昨日は材料株がそこそこ賑わっており、やや雰囲気が良くなったようにも感じたのですが、まだまだ225が中心の相場という事になりそうです。

225が高値であり、多くの投資家が近い内に急落するのではないかと疑っている様ですが、下落はあったとしても急落という程の下げはないと思っています。

何度も説明してきておりますが、売り残が多くなっているので、下げても買戻しが入るために急落はし難いという予測です。

確かに問題は色々あります。

例えば、米中通商交渉です。

どう考えても、上手くまとまると思えないので、これが上手く行く事に対して期待した買いが入っているというのが信じられないですし、本当にそうだとするならば決裂すれば急落という可能性はあるのです。




しかし、そもそもこれは通商交渉ではないのです。

便宜上、通商交渉と書いておりますが、中国が求めているのは関税の撤廃であり、米の要求は知的財産権の保護等の中国そのものの在り方なのです。

トランプ政権がこれらを守らせるために関税を武器にしたから、分かりにくくなっているのですが、これは貿易不均衡がもたらした問題ではないのです。

もちろん、相手を攻撃するために貿易不均衡という言葉は使っておりますが、本当に攻めているのはそこではないのです。

ですから、この問題が一部合意に至る可能性はあるとしても、本格的な合意は有り得ないと私は思っているのです。

基本的に米は全面合意を望んでおり、中国側は一部合意に至るとか適当な事を言っておりますが、米がそれに乗るかどうかは不透明・・・。

多分乗らないのではないかと思うのですけどね。

最近は中国側からの情報ばかりなのですが、米は中国の人権問題に強い懸念を抱いております。

先にも述べましたが、米が中国に求めているのは貿易不均衡の是正ではないのです。

ここで重要になるのがウイグル、チベットにおける人権弾圧ですが、更に香港がこれに加わりそうです。

先日はデモ隊に初の死者という記事が日本で見られましたが、実際のところはどさくさにまぎれた殺害があったり、逮捕者を拷問して何人かはそのまま死亡しているという話も聞きます。

まあ、実際は確認できない状態なので、憶測でしかないのですが、確実に拷問は行われているであろうと推測はしております。

更には通行していただけの女性が警官に拉致されてレイプされたという事件も発生しております。

米が一番嫌う様な事が日々起こっているし、事態は悪化し続けているのです。

このような状況で通商交渉が上手く行くでしょうか?

どう考えても上手く行く訳がないのです。

そう考えますと、やはり近々急落という説も少し納得できるような気はしてしまいます・・・。

ただ、そもそも本当に合意に期待して騰がってきた相場なのでしょうか?

結局、単なるカネ余りでしかなく、合意がどうだかというのは理由付けに過ぎないと思うのですけどね・・・。

まあ、正直どうなるかは分からないのですが、225相場は一服して材料株相場になりそうな雰囲気は感じております。

昨日からメンバーに向けて推奨している銘柄は7831ウイルコです。

今からでも間に合うかも!?

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