週明けの東京株式市場は堅調な幕開けとなっておりますね。

相変わらず問題は山積みであり、何一つ不安は払しょくできていないのですが、相場だけは堅調・・・。

まあ、不安が故に空売りが入り、それが相場を下支えしているという解説は何度もしましたので、この件はとりあえず良いでしょう。

では、逆に「日本株を買う理由があるのか?」という事を考えてみたいと思います。

例えば、日本は今も物作りは世界一であるという事です。

中国や韓国がいくら力を付けてきたとは言え、日本の工作機械が無ければまともなものは作れないのです。

そして、日本からの産業素材、例えば、韓国へ対する輸出条件厳格化によって有名になったフッ化水素等ですが、これらの産業素材が無ければまともなハイテク製品が作れないのです。

韓国が日本からの輸入に頼ってはいけないと奮起して生産を開始したフッ化水素でしたが、韓国側は「自国で生産に成功!」と発表していました。

それを利用した結果なのかどうかは分からないのですが、こんな記事が出ておりました。

もう、洒落にならないぐらいの大打撃です。

問題は100万台も破棄せざるを得なくなったという事よりも、今後もまともな生産が出来ないとアップルに思われた事でしょう。

韓国は日本に頭を下げて、正常な関係を構築する努力が必要で、それが出来なければ韓国消滅の危機です。

そして、もちろんこれで潤うのは日本です。

そもそも、半導体は日本の独壇場だった産業で、これを韓国にもやらせろという米からの命令?によって韓国に提供された技術なのです。

結局、日本が強すぎて米国の赤字が酷い事になってしまったという事もあり、仕方がないと言えば仕方がないのですが、それなら米国に技術を持って行って生産すべきであったという事になるでしょう。

今更ですけどね・・・。

まあ、韓国を助けるにしても死なない程度にという事になるでしょうし、日本は物作り大国として復活して行く事と思われます。

もちろん中国もダメです。

中国は技術を盗まないと生産できない国なので・・・。

ただ、安倍外交は最近中国に対して激甘政策なんですよね・・・。

尖閣諸島への侵入を繰り返しているし、日本人を公的に14人も拉致している中国の国家主席を来年国賓として招く!?

尖閣は日本の領土だと認め、拉致した14人は釈放すれば百歩譲って国賓待遇でも良いかと思いますが・・・。

しかし、中国と近づいて何の利があるのでしょう?

もはや不動産バブルは崩壊状態ですし、来年は債務の支払いが履行されない可能性が高いのです。

多くの人民はいつ銀行が潰れるかと気が気でないそうで、ちょっと危ない噂が流れると銀行へ殺到して取り付け騒ぎが起こり出しているそうですし、相当危なくなってきていると思えるのですけどね。

そもそも、中国がおかしくなったのは不動産バブルの崩壊であり、米中貿易戦争は関係ないのです。

苦しいところに追い打ちをかける効果はあったのでしょうが、米中冷戦が終わったとしても中国が復活する可能性は低いのです。

目先としては米中通商交渉が一部合意とか、そんなことに反応している相場ですが、中長期的には意味のない事です。

米が求めているのは国際ルールを厳守した関係でしかないのです。

「知的財産権を守れ!」とか「資本の移動を自由にしろ!」等なのです。

これを実行させるために関税で圧力をかけているだけであり、基本的に貿易の問題ではないのです。

ですから、一部合意するとしても、中国は何を妥協して、何を国際ルールに通りにしようというのか?

そう考えますと、結局何も妥協できない中国という姿が見えてきてしまうのです。

だとすれば、一部合意も有り得ない?

どうなのでしょうね・・・。

まあ、いずれにしても米国の景気は良いのは確かですし、中国の未来は変わらないでしょう。

ならば日本はこのまま米国にべったりでも良いのではないかと思うのですけどね。

沈みゆく中国に手を差し伸べても共に沈むだけですし、韓国に手を伸ばせば、引きずり込まれて韓国だけが助かるとか、起こりえるので無視が一番。




という訳で、日本は海外で安く作って儲けようとかではなく、国内でまともなものを作る努力だけをすれば良いと思うのです。

そして、そういう流れは既に始まっているし、それが半導体銘柄が買われている理由の一つでしょう。

国内の景気は良くなるはずもないのですが、良くなる可能性の高い産業はある訳です。

決して下しかないという状況ではないし、悪すぎれば政治も動くしかないでしょう。

まあ、今の政治はちょっと悪すぎますし、更に悪い方へ動くと怖いですけどね・・・。

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