去年はこの23000円が重くてなかなか抜けず、それでも2度抜ける場面がありましたが、その度に24000円越えまで行くもののいずれも急落に繋がり21000円割れまで売られております。
ボックスの形とパターンから行けば23000円越えから急落展開に入り、20000円割れまで売られるか?
もしくは24000円まで行ってから売られるか?
一般的にはこのように考えられるのですが、これらの考えは全て稚拙だと思っています。
もちろん可能性としては存在しますし、有り得ないとは言いきれません。
しかし、どう考えても稚拙なのです。
そして、多くの個人投資家が稚拙であり、それが相場の形を変えているのです。
確かに、これほど買われるほど景気は良くないし、先行きも明るくはないのですけどね。
週間の売買動向は翌週末にならないと分からないので、現時点で先週の個人投資家が何をしていたのかは分かりません。
しかし、何をしているのかを理解しやすいのは1357ダブルインバースの日証金速報であり、信用残高です。
既に信じられないレベルで買い残が膨らんでいるし、日々発表される速報でも残高が増えて行っているのが分かります。
個別銘柄でどういう対応をしているのかは分かりませんが、少なくともダブルインバースは買われ続けているのです。
ダブルインバースの売買は個人投資家が多いと知られておりますので、225が下げると思っている人がそれだけ多いという事になるでしょう。
まあ、売りたい気持ちは凄く良く分かります。
世界情勢、国内情勢、株価のチャート・・・どれを見たって売りたいと思うのは普通です。
しかし、相場の世界は普通では勝てない世界なのです。
世界には悪材料が溢れています。
いや、溢れている様に見えます。
問題はどれがどこまで織り込まれているのか?なのです。
例えば、あれだけ大騒ぎしていたブレグジットですが、10月末のハードブレグジットで大混乱という話でしたが、1月末までに合意の元でブレグジットが実現することになりました。
数か月前まではジョンソン首相になった時に、ミニトランプだとかバカだアホだとメディアは罵っておりましたが、結局は合意にまでこぎ着けているのです。
そして、今になるとイギリスが良くなるという見込みが出てきてポンドが買われているのです。
ブレグジットでもポンド安で実質的にプラスになるという話をメンバーにはしたことがありますし、実際にポンド安にならないと厳しい面はあると思っていますが、ブレグジットで叩き売られないという事は、それが単なる悪材料ではないという事を表しているのです。
本当にメディアは適当だし、巨大資本はそれを利用して個人投資家を揺さぶってくるので、多くの個人投資家が勝てないのは当たり前だと思ってしまいますが、よくよく考えれば予測できない事でもないのです。
まあ、このように悪材料とみなされている物も、いつの間にか悪い部分は織り込まれており、場合によっては好材料にもなってしまったりもします。
また、ハードブレグジットであったとしても、悪材料出尽くしとなった可能性もあります。
結局、その他多くの悪材料も同じで、その時はヤバいと思っていても、相場というのは先にそれを織り込んでいくのです。
とは言え、これから出てくる危ない材料もあるでしょう。
特にネットの世界が大きく変わる可能性のある事が・・・。
まあ、この件に関しては売りが正解になるかも知れません。
いずれ解説して行きますが、当面ネット関連銘柄には手を出さない方が良いかと思っています。

では、何を買ったらいいのか?となりますが、結局は日本はモノづくりであり、そこに回帰して行くのではないかと私は考えております。
銘柄を選別し、良い銘柄を買って行くべきでしょう。
ちなみに今の私の興味は「多くの個人投資家が売り続ける相場がどこまで上昇できるのか?」というところです。
中身なんて無視して物理的な理由だけで上昇して行く。
この限界をを見てみたいと思っているところです。
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