先週末に発表になっている東証の投資部門別売買代金を見ると10月第三週も個人投資家は売り越しとなりましたが、JASDAQに関しては買い越しとなっておりました。
流石に買わなくてはならないという動きが出始めたといった感じですが、売り越しの主体となっている東証の代表指数である225は大幅に上昇したのです。
そう考えますと、相変わらず「個人は弱気でも株価は上昇している」という事が分かります。
残念な話ですが、誰もが警戒する値段まで来て、先行きに暗さを感じているのですが、それが故に空売りが入ってくる状態で、それを踏ませて上昇するというのが今の相場です。
まあ、この件に関しては過去に何度も説明しておりますので今日は省きますが、この状態はまだ続きそうでしょう。
とは言え、225はどうしても意識せざるを得ない23000円に近付いております。
流石にこれ以上騰がらなくなるか、下げに転じて行くのか、盛大に踏みあげて行くのか・・・。
現状では予想が難しいのですが、少なくともこれだけ空売りが入っていれば「暴落はしない」だろうとは考えております。
もちろん予想だにしない悪材料が突如出てくれば話は変わりますけどね・・・。

とりあえず懸念されるのは、明日からのFOMCです。
今回は利下げが確定だと予測されておりますが、米中協議が一部で合意するという好材料があり、しかも米国株は高値に肉薄しているのです。
利下げは誰もが確実だと思っている状態ですが、一時見送りとなる可能性もゼロではありません。
パウエル議長は今回の利下げを約束している訳ではありませんからね・・・。
まあ、おそらくは利下げは実行されると思っているのですが、悪材料というのはこうして生まれるという事を忘れてはならないでしょう。
また、利下げは行われても、次の利下げの可能性は相当低いと思われるような発言が行われた場合も想定できます。
この場合は暴落とはならずとも、それなりに下げる可能性はあります。
既に株価は利下げを織り込んでおり、その後の利下げにも期待している状態ですからね。
ですから、目先としては明日からのFOMCから目を離せないという事になります。
いくら物理的には買いを入れて空売りを踏みあげれば上昇する状態とはいえ、下げに転じる理由は十分に用意されているのです。
ですから、225は売りか買いかと聞かれたら「買いです」と迷わず答えるのですが、実行するつもりはありません。
買いは買いでも材料株。
これが今の正解だと思っているところです。
さて、ここでどの材料株を買って行くべきなのか?
狙いは、出遅れている半導体関連銘柄と、バイオ関連銘柄ですが、それ以外にも色々と面白そうな銘柄はあります。
難しい相場ですが、とりあえず空売りという考えは今は捨てた方がよいと思っています。
まあ、もちろん空売りが多い方が買い方の私としては嬉しいのですし、多くにどんどん売って行って欲しいと思っているのですけどね。
空売りは多ければ多いほどに、相場の妙味は増大するというものです。
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