三空の後に押しもせず、時間もかけずの上昇は驚異的ですし、正直恐怖しか感じません。
国内外どこを見ても景気が良くなる可能性は、ほぼないと言って良いですし、特に国内は増税の影響で来春以降は相当苦しくなるはずなのです。
少し明るさがあるとすれば、度重なる天災で公共工事は行わなくてはならないという動きになる可能性が高いので、これが救いになる可能性はあろうかと思っているところです。
ただ、相変わらず人件費をケチった工事を中心とすれば、単に安い労働力を国外に求めるという結果にしかならず、公共事業が国を疲弊させる原因になりかねません。
政治家も官僚もその辺を分かっているのか、いないのか・・・。
ともかく、景気は悪くなる可能性の方が高いのですし、株価が騰がって行くのはおかしいと思うのが普通の人の常識的な感覚です。
特に経済学者が見れば、これは異常な事態だと言うでしょう。
しかし、今の相場は人が動かしているというよりも機械が動かしているのです。
所謂AIによる自動取引ですが、景気がどうなるかを計算しているのではなく、どう売買すれば利益が出るかを見ているところが多いのではないかと思うのです。
常識的にあり得ないと思う値段まで上昇すると空売りが入ってくるのですが、それを踏みあげれば上昇するエネルギーになると判断すれば買ってくるという事になるのです。
まあ、それでもどこかでは限界が来ると思っていますが、しばらくはこの流れは続きそうな感じがします。
結局、人の取引であるならば、恐怖心で買えなくなるのです。
しかし、機械に心はありませんので、信じられないようなところまで平気で買って行く事が出来るのです。
もちろん、売る時も同じで、信じられない程に売り込まれたりもしますけどね。
ですから、今の相場は半年後の景気を表しているかと言えば、そうではないでしょう。
どう考えても来春好景気になっているとは思えませんからね・・・。
ただ、これから色々行って好景気になっている可能性はゼロではありません。
例えば、「増税は間違いであった!」と、軽減税率の在り方を変えるという事はあるかも知れません・・・。
まあ、来春までは無理ですかね。
完全否定までは出来ませんが、とにかく機械が上と判断している内は上でしょう。
そして、人が上昇に恐怖している間は上昇が続くという事になるのでしょう。
少なくとも、戦意消失で空売りを止めれば天井になる可能性はあろうかと思っているところです。

さて、こんな環境で何を買ったらいいのかという事になりますが、買える銘柄はまだまだあります。
いままで225が中心の相場でしたから、出遅れている銘柄は沢山あります。
特に面白いのはバイオセクターで、4523エーザイが火を付けましたね。
それでも放置されている優良銘柄をしっかり買っておきたいところです。
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