注目材料は明日から始まる米中協議ですが、協議を再開するという事自体は評価に値するのですが、米は妥協する気はないどころか好戦的ともとれる行動を起こしておりますね。
これはウイグル弾圧に絡んだ共産党幹部にビザの発行をしないという新たな制裁措置の事ですが、内容的には当然の措置であり、日本も同様にすべきだと思います。
ただ、問題だと思っているのはタイミングです。
米中協議再開の直前に出してきた訳ですが、米は制裁をちらつかせて妥協を引き出すつもりはないのでしょう。
中国の悪事に関しては、徹底的に攻撃し、交渉材料にはしないという事なのだと思います。
米中協議の直前に打ち出すことにより、余計な裏交渉で時間を割く必要はないというメリットもあるでしょう。
まあ、とにかく米は本気で中国を潰す気であり、中国がどうやってこれを防戦するかですが、既に不動産バブルが崩壊しているのは明らかなですし、いくら共産党パワーを持ってしても混乱は免れないでしょう。
ただ、これらの事から考えて、米は確実に中国をサプライチェーンから外すであろうという事が予測できます。
これを悪材料と捉える事も出来ますが、中国をサプライチェーンから外すという事は、新たなサプライチェーンを構築しなくてはならないのです。
もちろん、中国の購買力は減少する可能性があり、その分世界の景気は悪化するのですが、カネをため込んでいる共産党幹部と、使いたくても使えない多くの貧困にあえぐ人民という構図が変われば、意外と世界の景気にとってプラスに働く可能性はあるでしょう。
また、新たなサプライチェーンの構築という事は、新たな設備投資を生むという事にもなる訳です。
もちろん目先は混乱もあるでしょう。
特に日本は景気が悪くなって行っている最中に増税という愚策に出ましたからね。
「日本すげー!」どころか「日本はバカ!」のレッテルを貼られる日が近い・・・。
いや、既に貼られているかも知れません。
まあ、財政的余裕があるからこんなバカが出来るのでしょうけどね。

という訳で、国内は相当問題はありますが、目先の混乱を乗り切れば意外な成長も可能でしょう。
政治次第ですが、メディアに洗脳されている日本人でも、そろそろ真実に気が付くのではないでしょうか。
例えば、軽減税率のシステムってバカバカしいと思いませんか?
この前スタバでコーヒーは飲んで行くが、フードは持ち帰りたいと頼んだら、店員さんは困った表情で「レジを二回に分けて打っていいですか?」と。
コーヒーが10%でフードが8%なのですが、一回のレジでは対応できないとか・・・。
なんだか、申し訳ない気持ちになってしまいましたし、企業にこういう負担を押し付ける政府には腹が立ちました。
ほんの数円の税のために、どれだけの無駄を民間に押し付けるのか・・・。
そして、確実に持ち帰り用の容器の需要は上がっているようにも思います。
容器屋さんは儲かるので、そういう意味では良いのでしょうが、ゴミは確実に増えますよね。
ゴミ処理費用は増加すると思いますが、その辺はどう考えているのでしょうね?
増えたのは税収ではなく、手間と費用。
まともな政治家が出てくれれば本気で応援するのですけどね・・・。
さて、暗い話ばかりになってしまいましたが、相場というのは暗闇の中から生まれるのです。
まあ、株の値位置から考えると暗闇には程遠いのですが、意外とこういう環境から相場は生まれてくるのではないかと思っているところです。
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