昨日、発表されたISM製造業指数が悪かったことが発端となっているのですが、更に雇用も思わしくなかったです。
これで持ち上がったのは、今日発表されるISM非製造業指数も悪い数字が出るのではないかという疑念です。
米国は貿易の話が多く出てきますが、米にとって一番重要なのは内需ですので、この指数は非常に重要なのです。
ですから、これが悪化となると、かなり危機感は出ますので、相場の反応にも頷けるところです。
しかし、基本的に利下げ余地がありますし、中国を叩き潰すためにはそれなりの痛みが伴うのは分かっている話なのです。
予想外の事が起こっている訳ではありませんし、対処不能な事態に至っている訳でもないのです。
まあ、今夜発表されるISM非製造業指数が悪いと、更に事態は悪化する可能性はありますが、いくら何でもここから1000ドルも下げるほどの悪い数字は出ないでしょう。
出たとしても対策が早まるだけであり、ここまで落ちてしまえば恐れる事もないと思っているところです。
トランプ政権としても、来年の再選を狙っている訳ですから、ここで株価を急落させる訳には行かないと思っているはずです。
まあ、下げてもう500ドル。
目先としてはそんなところでしょう。
ただ、よほどの好材料でもない限り、NYダウは高値更新は難しいだろうと思っています。
この状況で投資妙味はない・・・。
まあ、突っ込めば買いで良いとは思っていますが、何か材料がないと高値更新は難しいだろうと思っているところです。
では、日本株はどうかとなりますと、米国株に比べれば相当な割安水準です。
もちろん消費税増税で痛めつけられて行くので、先々は危ないと思っています。
消費者心理は12か月連続で悪化しておりますが、これからも悪化し続けるでしょう。
もちろん、どこかで底打ちはしますが、政策を転換しない限り無理です。
外需が回復すればプラスにはなるかも知れませんが、日本も内需が8割の国ですからね・・・。
やはり政策転換がない限りは消費者心理は上向かないでしょうね。
そう考えると先々が暗いのですが、本格的に経済にダメージを与えるのはバラマキの終わる半年後からでしょうかね。
愚かな新聞各社は消費税増税の正当性を訴える記事ばかりを書き、相変わらず国の借金が増え続けているとも書き続けております。
新聞を読む人、テレビを見る人も昔に比べてかなり減ったとは思うのですが、マスコミの影響は依然として強いのが今の日本です。
ですから、どんどん景気が悪くなって行くような感じはしますし、実際に悪くなり続けるとは思うのですが、そのペースは当分の間、それ程変わらないようにも思います。
ただ、株価はそう単純ではありません。

景気が悪かろうが、国民が痛めつけられようが、騰がるもの騰がるのです。
それらをいかにしてつかみ、いかにして売買して行くのか?
これが実行できれば、景気を無視して利益を上げて行くことも不可能ではないでしょう。
特に今はバイオの季節です。
今日は多くがしょぼくれておりますが、こういう場面が買いのチャンスです。
近い内に良い結果が出るのではないかと思っているところですのでメンバーは期待していてください。
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