N国党の立花代表がホリエモンを取り込みましたね。

N国党は基本的には嫌いではありませんし、むしろ応援したい党なのですが、それはあくまでも「NHKをぶっ壊す」という趣旨に賛同しての事です。

ホリエモンは強力な武器になるとは思いますが、それでもやっぱり彼は表舞台に出て良い人物だとは思えないのです。

もちろん彼の言い分はあるでしょうし、真実は違うのかも知れませんが、証券業界から見ていた私にとって彼は悪人にしか見えないのです。

とりあえず、表面的に問われた罪で有罪になったのは粉飾決算であったのですが、これが元で暴落が引き起こされてどれ程のカネが市場から消え、どれ程の自殺者が出たか・・・。

まあ、ライブドアはアホな値段まで騰がってましたから、投資家の自己責任と言えば、それまでではあるのですが、粉飾決算はどう考えてもよろしくないのです。

社会全般に粉飾決算が軽く見られている様に感じる事もあるのですが、投資家にとっては大事件であり、これまで何度泣かされた事か・・・。

こういうことをやる経営者は許すことは出来ません。

また、罪には問われなかったのですが、1:100みたいな分割を次々に発表し、株価を吊り上げる行為は行われておりました。

今とは売買システムが異なるために、少し補足が必要だと思うのですが、当時は株券が存在しておりました。

そして、分割した時に株券が投資家に渡るまでは2週間ほどの時間があったのです。

この時間差を利用し、株券が到着する前に新たな分割を発表。

そして、株券が到着していないので、株価は修正されても売れる株券がない。

ですから、本来は膨大な株数になっているのに、市場には株券がないのです。

そして、株価は暴騰し、その後に粉飾決算が発覚し、株価は地の底へ・・・。

ネットも今ほど発達しておらず、投資家は右往左往するばかりでした。

まあ、記憶だけで話をしているので、詳細は間違っている部分もあろうかと思いますが、大きな流れとしてはこんな感じでした。

確かにライブドア株は普通の値段ではなかったのですし、投資家は自己責任で売買をしなくてはなりません。

しかし、ルールの穴を突いた戦略と、粉飾決算・・・。




一投資家として、一証券関係者として、彼は許せれる対象ではないのです。

結局、一言でいえば、彼はズルいのです。

頭は良いのでしょうけど、利己的な人なんでしょうね。

当時を反省し、二度とそういうことをしないという姿勢が見えているならば、許せなくもないのですが、当時を反省している様には全く思えませんからね。

少なくとも巻き込んで殺してしまった人たちへの誠心誠意の謝罪は必要だと思っているところです。

立花さんが言っている事の多くは好きですし、応援したくはなります。

ただ、目的遂行のためとはいえ、人を選ばなすぎではないか・・・。

そんな風に思えてなりません。

心底NHKは改革されるべきですし、立花さんの言う通りの状態になるのが望ましいとは思いますが、反省していない悪人まで取り込むのはどうかと思うところです。

さて、これ以上、このことを書いても憂鬱な気分になるので、ここで止めておきます。

私自身はライブドア株を売買しておりませんでしたが、周りで死人が出ていたので、色々とフラッシュバックしてしまうのです。

という訳で、少し明るい材料を提供したいのですが、これはメンバー限定レポートとさせていただきます。

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