今日から実質10月相場となりますね。

権利付き最終は昨日でしたので、今日は配当分が差し引かれての取引スタートとなっております。

気になるのは貸株売りがどれ程復活してくるかなのですが、既に売りが相当溜まっておりますからね・・・。

警戒はしているのですが、下げても買戻しが入りやすい環境ですので、意外と本格的な売り仕掛けはないのかも知れないと思っているところです。




さて、今日の注目点は配当落ち分が解消できるかどうかです。

これを回復してくると、相場は相当強いという事を意味します。

多くの個人投資家は先行きに懸念を持っており、空売りをどんどん入れてきております。

私も景気の先行きには懸念を持っておりますが、多くの個人投資家と違うのは、株価の先行きにはそれ程悲観的ではありません。

これだけ売り勢力が強い相場で、しかも個人が売っている相場で下は無いのではないか?

それを占う、第一の注目点が、今日の配当落ち分が回復するかどうかです。

ちょっと昔の話になりますが、実はこの配当落ち分を回復するというのはそれ程珍しい事ではありませんでしたし、それ程重要だとは思っていなかったのです。

その理由は、今回の配当落ちは160円ほどなのですが、昔は15円とか20円とか、そんなレベルでしかなかったのです。

これはどういう事かと言えば、結局配当が少なかったのです。

儲けたカネを企業は内部留保で万が一に備える蓄えとしていたために配当が少なかったのです。

これに異を唱えたのが配当重視の外国人投資家で、日本株を買いながら企業に配当増を迫り、これほどまでに配当が増えたのです。

それでも米国株から比べれば配当は少ないのですが、随分と変わったものだと思っているところです。

探せば年率で5%の銘柄もありますからね・・・。

値下がりのリスクもあるとはいえ、配当はないよりはあった方が良いに決まってますからね。

一方企業は内部留保が出来ないので、先読みを間違えると一気に窮地に立たされやすくなっております。

どちらの利益を重視するのかという事になりますが、投資家あっての上場企業ですし、配当したくないなら上場するなという話でもあります。

そう考えれば、妥当な配当は欲しいところですね。

ですから、配当が増えたのは良い事ではないかと思っているところです。

さて、実質プラスで推移していた225は急激に売られてマイナスに転じてきましたね。

下げてもこんなものだとは思っているのですが、やはり気になるのは貸株売り・・・。

基本的には上昇予測ですし、目先は押し目があっても当たり前だとは思っておりますが、どうなりますかね?

225で変わらずまで戻れば配当落ち分は解消ですし、そういう動きになってもおかしくはないのですが、下げ幅拡大傾向ですし、そこまでは強くないですかね・・・。

ただ、下げると思って売ると危ないと思っておりますし、下げを機に買う事を考えていた方が良いと思っているところです。

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