数日前まではこのMSQが狙いで買い仕掛けをしていたのだと思っていたのですが、そんな簡単なものではなかったという事でしょう。
既に解説した話ですが、9月末は貸株の返済を行わなくてはならない銘柄が多いのです。
月末まで不安を煽って売り叩き、クラッシュしたところで買い戻せればベストのシナリオだったのですが、期待の米中関係悪化が緊張緩和に向けて動き出しているのですよね・・・。
中国は崩壊するまで突っ走ると思っていたのですが、無慈悲な共産党もそこまでは出来なかったという事でしょうか。
それとも、10.1国慶節のイベントがよほど大事だという事なのでしょうかね?
米に対して喧嘩上等だった中国が、農産物を買いますと来ましたからね・・・。
まあ、豚肉は元安、豚コレラ、飼料価格の高騰で前年比で倍増しているとの話もありますし、悪いインフレが起こっているのは確かなのです。
香港の件もありますし、放置すれば全土で暴動が起こってもおかしくないですからね。
基本的に選挙がないので、どれだけ人民を苦しめても武力さえしっかりしていれば何の問題もないのですが、中には善良な心を持った共産党員もいるでしょうし、暴動で政権が崩壊する可能性はありますからね。
まあ、結局は国家主席が変わるだけで、本質的には変わらないのでしょうが、とにかく足元では何かが確実に変化しているように感じます。
予想通りに崩壊まで突き進んでくれた方が読みは簡単だったのですが、そこまで相場が甘いとも思っておりませんし、変化には対応して行けば良いでしょう。
さて、ネット投資家の動向ですが、今日になって強気の意見が急激に増えてきたように思います。
私も昨日になってようやく強気転換したので、一日早いだけでしかないのですけどね。
それでも、多くのネット投資家が強気になってきたのは嬉しく思っているところです。
まあ、多くが強気になれば相場は終わる事が多いので、良くない兆候ではあるのですけどね・・・。
とは言えまだ強気の意見が出てきただけであり、多くが強気という雰囲気ではありません。
殆どの投資家はこの上昇に懐疑的であり、長続きはしないと見ていますからね。
私も10月は危ないと思っておりますし、長く続くとは思っておりませんが、それでもそう決めつけている訳ではありません。
実は、大事な部分はここで、予想はしていても、臨機応変に対応できる柔軟さが必要です。
有り得ないと思う動きが出ても、それを理解して飲み込むことが出来るのかどうか?
10月はヘッジファンドの決算を前に売りが出やすい時です。
そして、日本は減税で成功している米や豪を尻目に増税を行います。
上手く行けば良いのですが、おそらくは失敗します。
税制は複雑化し、儲かるのは税理士ぐらいですかね?
税理士も色々と大変でしょうけどね。
利権作りなのかと思ってしまいますが、とにかく景気は悪くなるはずです。
経済弱者を中心にカネを巻き上げて、経済弱者に手数料を引いてから配るというのですから、本当に頓珍漢な政策です。
もちろん、これは財務省の主導で行われているのですが、人気の小泉進次郎氏は環境大臣ですが、財務省の飼い犬ですからね。
まあ、多くの国民は増税やむなしなのだと洗脳されておりますし、地獄の門をくぐるまで、どこを歩いているのかも分からないのだとは思うのですが、いずれ進次郎氏が後戻りできない程の深い地獄に連れて行ってくれるのではないかな?と、うがった見方を私はしているところです。
彼には人心掌握の魔力がありますからね・・・。
ある意味では親父さんより恐ろしいです。

ちょっと脱線しましたが、とにかく10月以降は危ないです。
バラマキでしのごうと思っているのだとは思いますが、確実に景気は悪くなるのです。
ですから、ほぼ間違いなく株価は下落・・・。
ただ、問題はここからです。
株価が下落ならば何とかしようとするのが政治家であり、官僚です。
「景気はどうあれ、株だけは高くしとけ!」
やろうと思えば出来るでしょうし、おそらくはそういう流れになって行くのではないかな?と思っているところです。
ですから、単純に下落だけを想像していてはダメなのです。
不景気の株高とは、まさにこんな感じで起こるのだと思っています。
まあ、どうなるかはその時になってみないと分かりませんが、とにかく方向を決めつけずに見て行くのが大事だと思っているところです。
最後にランキングのチェックを ⇒
無料メルマガでは限定記事を随時配信しています。
登録後すぐに送られてくる記事は「地獄の3丁目で見つけた答え」です。
よろしければ、登録してみてください。
読者数2万人以上のS氏の相場観の無料メルマガです。