一般メディアは多くの部分でミスリードをしておりますので、国民が読み間違っていると思うところがありますので、これを少し解説してみたいと思います。
まず、一番大事なところですが、米は中国の覇権主義を打ち砕こうとしているという事です。
このまま中国が覇権を握れば、世界が中国に飲み込まれ、悲惨な未来が訪れるという事を理解しているからです。
前政権までの話ですが、中国を優遇して育てれば有望な貿易相手国となると思っていたのに、結果は全く異なるものであったという事です。
日本と韓国との関係にも言える事ですが、甘えさせるとつけ上がるのです。
決して恩義などというものは感じず、力を付ければ噛みついてくるだけ。
ですから、これに気が付いたトランプ大統領は、徹底的に中国を潰すと決めて取り掛かっているのです。
一応、交渉はする気だったと思いますし、それで上手く行くならそれで良いと思っていたはずですが、中国は時間稼ぎをするだけで交渉などする気がないのです。
また、交渉相手との条件を比べれば、中国は習近平が終身国家主席の状態で、失脚させられるまではトップを続けられるのですが、トランプは来年の選挙で再選されなければそれまでなのです。
これを余裕の差と見る事も出来ますが、裏を返せば気合いの差にもなるでしょう。
ですから、トランプ大統領は一気に中国を叩き潰す気でいると思って良いでしょう。
そして、中国ですが、相当厳しい状況に至っているのは間違いありません。
目に見えて危機的になっているのは食料事情で、価格が高騰しているというのは昨日もレポートしました。
また、米中貿易の抜け穴となっている香港も相当危ない状況です。
人民解放軍が次々に香港に動員されており、いつ大規模な取り締まりがあるかも分からない状況です。
流石に天安門事件のような虐殺は行われないとしても、大規模な取り締まりは行われるでしょう。
やり方にもよりますが、おそらくこれを米は許しません。
米では香港の自由と民主主義を守るという法律が可決される可能性があり、これに反する動きには大規模な制裁を加える可能性が高いのです。
とにかく、中国はWTOルールを守り、人権を守る国になるしか米との関係を良好にする事は出来ないのです。
それを曲げた状態で米との関係が良くなる可能性は万に一つもないと思って良いでしょう。

ところで、予備知識ですが中国が米をWTOに訴えましたね。
そもそもWTOは米の機関のようなものでありますし、そもそもWTOルールを守っていない国が何を言っているのやら・・・という事です。
ただ、今の相場というのは米中が合意に近づくのでは?という思惑で底割れせずに済んでいたのですが、その思惑は外れた事になります。
米は連休で目立った発言がありませんでしたが、そろそろ何かしらの反応を示してくるのではないかと思います。
もちろん相場にとってはマイナスの方向で・・・。
ただ、米は利下げで国内景気をブーストできるので、米国株だけを見ればそれほど痛手にはならないでしょう。
問題は日本です。
来月から消費税増税ですからね。
デフレの加速は避けられませんし、本当にこのままやる気なのですかね?
せめて米中戦争の行方を見極めてからにすべきです。
まあ、この法律を逆手に取れば、危機が回避されるまで全品目軽減税率適用で5%に減税するという手もあるとは思うのですけどね。
米中関係はもっと語りたいところですが、とにかく根本的なところを間違わないようにしておくと良いでしょう。
米は中国と仲良くする気など全くないし、潰す事しか考えていないのです。
では、株価はどうなって行くのか?
そこはまあ、メンバー限定にレポートしていきます。
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