4563アンジェスが暴落してしまったのですが、新薬に役所から設定された値段が安過ぎるという事が原因だと、今朝の日経新聞に解説されておりました。

確かにこの値段では見込んだ収益は得られないですし、諸外国の新薬の様に数百万とか、数千万、数億なんて値段の薬から比べれば、確かに安過ぎるとは思います。

こんな値段では今後の開発意欲にも関わりますし、問題と言えば問題ではあります。

しかし、アンジェスにとって重要なのは、開発してきたものがカネになったというところだと思います。

これで終わりという話でもないし、薬価も見直される可能性はあるのです。

ただ、今回の暴落の原因ですが、もちろん薬価の問題は発端であるとしても、明らかに貸株を利用したヘッジファンドの売り仕掛けなのです。

この貸株売りというシステムですが、我々一般投資家は利用することが出来ませんが、大口の投資家は利用することが出来るのです。

しかも、以前は大株主から株を借りてきて売るという手法だったのですが、今はネット証券などが信用買い利用客の株を貸し出しており、それが空売りに使われるのです。

本当にこれほど汚いシステムはありません。

貸株売りをさせるならば、信用銘柄なんて設定は全廃し、全てを貸借銘柄にすべきなのです。

信用銘柄なのに貸株で数百万株が貸し出され、それが売りに使われる・・・。

これほど馬鹿げた話はありません。

しかも、信用買いが多ければ多いほどに、貸し出しが増やせるのですから、買いしか出来ない個人投資家にはほとんど勝ち目がありません。

こうした馬鹿げたシステムこそが、アンジェスの暴落を引き起こしたと言えますし、その他多くの銘柄の株価を苦しめていると言えるのです。

個人投資家は、こうしたことに対して疑問を持ち、金融庁や政治家などに圧力をかけるべきだと思っているところです。

ちなみに、こういう記事が出てきますと、大抵悪材料は出尽くしとなる事が多いですし、もちろん好材料であっても出尽くしとなる事が多いです。

どうすべきかは分かりますよね?




ところで、今日はサウジアラムコが香港上場を中止し、東証に上場するのではないかという話が聞こえてきました。

こうした企業が上場してくると、世界中からカネが集まりますので、市場の活性化につながる良い話だとは思うのですが、一方で乗り換えのための換金売りは出てしまいます。

今後の相場を左右する一大イベントとなりますので、情報を見逃さないようにしたいですね。

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