しかし、先日から4563アンジェスが暴落し、これが材料株全体に悪影響を及ぼしてしまいました。
暴落の原因は「遺伝子治療薬が認可されたものの、薬価が想定以下になった事で、収益が想定に満たないという失望売り」という事がささやかれています。
そもそも、この薬価設定に向けて思惑買いが入り、先行して相場が出てしまった事が問題なのです。
同社の動向に詳しい人間によりますと、先日までの上げ相場を見て「薬価は役人が決める事であり、企業が決める事ではない。この上昇には懐疑的に見ている。」と言っておりました。
この他にもファイナンス疑惑とかもあり、このまま保有は妥当ではないという判断になり、薬価決定の直前に手仕舞い指示を出しました。
その後、この暴落となり緊急事態も回避できたという訳です。
しかし、ここで改めて考えたいのですが、そもそも10年以上前に上場し、話題となりつつも今まで利益を上げられずに過ごしてきた企業が、目論見は低くなったとはいえ製品化までこぎ着けたのです。
どうしてこれを評価できないのか?
本当に夢も希望もない相場・・・。
いや、これは全く逆で、現実しか見られない相場になってしまったのかも知れません。
株式投資というのは、基本的に未来の収益を予想し、夢を見てカネを投じるものなのです。
確かに、配当を計算して投資するというのもありますが、これも結局は変動するものであり、リスクはあるのです。
ですから、投資手法によってリスクは低減できるとしても、やはり夢と希望が無くては投資は成り立たないと思うのです。
ところが、ここ数年はこうした夢を追いかける投資家が随分減ったように思うのです。
まあ、プロ投資家がこうした心理を手玉に取って個人投資家を潰し続けた結果であるとも言えますが、それにしても面白味がない相場だと思ってしまいます。

別にアンジェスが好きな訳でもありませんし、特に応援している訳でもありませんが、確実に収益を得ることが出来るようになった企業の株価がこんな動きで良いはずがないと思っているのです。
今日位までは暴落による追証の投げ売りもあるでしょうし、回復には時間もかかるかも知れませんが、少なくとも売る場面ではないと思っているところです。
まあ、むしろ買いです。
感覚的には700円割れならどこを買っても良い感じです。
もちろん恐怖はあると思いますが、恐怖の先に利益が眠っているのです。
今こそ投資家精神を思い出し、夢を追うべきではないかと思うところです。
そろそろ、この辺で下落は止まると思いますので、他の材料株も息を吹き返すでしょう。
連れ安していた銘柄は、安い内に拾っておけばいいと思っているところです。
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