相場が荒れ放題ですが、世界経済、そして世界の政治が荒れ放題というのが最大の原因でしょう。

そして、一番の原因となっている国が中国です。

これはもう疑いようのない事実ですので、中国ウオッチは毎日の日課です。

先週末からの株式市場は、中国が米に報復関税を発動するとし、突然と言いますか、必然と言った感じで中国が交渉を打ち切る行動をしました。

以前にも貿易協定締結を直前になって50項目を削除して骨抜きにしてしまい、米を怒らせているのですが、これらはいずれも「ちゃぶ台返し作戦」という事になるでしょう。

締結するかと見せかけて、突然の破棄というのは、中国人や韓国人が得意とする交渉術なのですが、どうしてこういうことをするかと言えば、交渉を混乱させている間に良い事が起こった経験があるからだと思います。

また、せっかく決まりかかった事を突然ひっくり返すと、相手が怯んで交渉が有利になるとか・・・。

しかし、今回の相手はトランプ大統領です。

これがトランプ大統領以外であれば、もしかしたら上手く行ったのかもしれません。

例えるなら、トランプ大統領はひっくり返されたちゃぶ台を即座に蹴り返し、ちゃぶ台は中国の足に当たり、骨折状態ですかね。

小細工は強い相手にすべき行為ではないし、完全に中国の負けです。

ただ、トランプ大統領としてもダメージが全く無い訳ではありません。

現在、米国産の大豆は生産量の9割程度が倉庫入りしているそうで、売るに売れない状況が続いている様なのです。

これは、中国が買ってくれなくなったからであり、確実に関係者からは嫌われている事でしょう。

関税で儲けたカネを農業補助に使えば良いと思うのですが、それでも生産過剰は続くでしょうし、この問題は相当響くであろうとは思っています。

これが対中政策にどれほど影響するかは見えないのですが、トランプ政権は間違いなく中国を叩き潰す気であり、その結果どうなるのかも分かってやっている事でしょう。

米中関係を不安視する声は絶えませんが、思惑が中国潰しであるのですから、そうなると思える動きに関しては不安視する必要はないと思っているところです。

ですから、交渉再開とか言われると、逆に怖いなと思ったりはします。

現在、米がこの農業問題を何とかしようとしているはずなのですが、そのために用いられているのは、おそらくはドル安政策です。

ドルを安くして、ねじ込もうという魂胆でしょう。

中国に為替操作国だ!と言いながら、自分達も為替操作・・・。

そもそも中国は下落する人民元を必死で買い支えているだけであり、これ以上人民元が安くなると、おそらくは中国国内で暴動が起こります。

米国債の保有は既に世界一位から二位になってしまいましたし、仮想通貨を通じた資産流出は止まりそうもありません。

これに加えて、香港の金持ちがどんどん逃げ出しておりますし、気が付いたら中国はもぬけの殻という事態になりかねません。

考えられるのは、再度中国を焦土化し、人件費を大幅に下げてから再興を図るといったところでしょうか?

とりあえず、不良不動産が多すぎますし、不良産業も多すぎるのです。

復活するにしても、それらを一度整理してからでしょう。

ただ、中国の脅威がITの世界から消滅するか、消滅しようとしているという状況ではありません。

米は必死で戦っていますが、米単独では中国のIT産業を壊滅までは持っていけないでしょう。

盗んだ技術とは言え、中国製品は安く、品質も昔に比べたら悪くないのです。

所謂コスパが良いのです。

おまけにこっそり英国が中国IT産業に手を差し伸べている様で、今後何がどうなってもおかしくないでしょう。

英国は10月にブレグジットとなるのですが、ブレグジット後は今までと違う形で生きて行くしかないのです。

日本や米国とTPPを結ぶ予定とか、色々手はずを整えておりますし、実際にシティが消滅するという事は無いのでしょうが、発展するためには色々産業が必要ですからね。

米がこの状況を許すでしょうか?

英米は結びつきは強いと言われますが、今この状況は予断を許さないと思って観察をしているところです。

さて、ここまで来て取り上げられていない国、韓国ですが、あまりに奇想天外な選択を繰り返しておりますし、基本的には勝手に自滅するだろうと思っています。

トランプ大統領もG7で罵っていたようですし、手の施しようがないですね・・・。

大人の対応だったのは安倍総理で、トランプ氏の発言に特には反応しなかったとか。

まあ、韓国は行くところまで行くでしょう。

ここへきて大統領の不支持率が支持率を上回ったようですが、それでもまだまだ支持率は高いですからね。

文大統領が追い落とされるか、任期が切れるまではこの流れは続くでしょうし、それまでの間にデフォルトするのではないでしょうかね?




という訳で、株式市場にとっては困難な状況が続いております。

本当に読みにくく、毎日何がどうなってもおかしくないと思いながら生活している訳です。

しかし、絶望しているかと言えば実はそうでもないのです。

こんな相場でも良い銘柄は買われるし、買いたいと思っていた銘柄が予想外の押し目となったり、振り回されさえしなければチャンスの多い相場であるとも思います。

推奨銘柄も含めて、足元は面白くない動きが多いですが、意外と希望に満ちた相場だなと思っているところです。

先週末から推奨している銘柄は本日3%近い上昇になってきておりますし、先程から推奨している銘柄は25日線を抜いてきました。

やる事がないかと言えば、意外とそうでもない。

今はそんな環境だと思っているところです。

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