東京株式市場は米国株の上昇効果で急反発となっておりますが、米国株が上昇したのは中国に対する追加関税を一部の品目で9月ではなく12月にするという事に対しての反応です。

正直な話、3か月延期したところであまり意味がないのです。

もしかしたら、この3か月で中国が妥協してくるかも知れませんが、その可能性は非常に低いでしょう。

ただ、妥協する可能性があるとすれば、抜け道として使っていた香港が大規模デモで経済がマヒしそうですし、これを放置する訳には行きません。

しかし、デモを武力で鎮圧すれば、香港そのものも制裁対象になるでしょうし、今は米からの攻撃だけですが、多くの国も中国を攻撃することになるでしょう。

輸出立国である中国は、もはや生き残る道が見えなくなるのです。

ですから、利権を大幅に手放すことになるとしても、ここは妥協して細々とでも生き残る道を選ぶ可能性はあるのです。

まあ、それでも求心力は失いますし、国の在り方そのものが変化すると思いますので、中国がどうなるのかは想像が難しいです。

民主化してそこそこの国になるかも知れませんし、地方が独立して内戦を始めるかも知れません。

本当に何が起こるか分からない状況ですが、とにかくこのまま香港が静かになる事はないでしょうし、米も中国が完全に降伏するまで攻撃を止めやしないでしょう。

中国がどういう選択をするのかは分からないのですが、いずれにしても今のままという事はないと思っているところです。

ちなみに、米は関税の猶予を3か月伸ばした訳ですが、この3か月で例えばappleが完全に中国から撤退するのは不可能だと思います。

まあ、ここまで来れば無傷の訳がありませんし、このぐらい焦らせないと大企業ほど動きは鈍いと言えますからね。

ただ、最初に戻りますが、3か月引き延ばした事自体はあまり意味のない事ですが、一部とはいえ3か月伸ばしたことにより、その後の25%関税の導入時期は少なくとも3か月は伸びたと判断して良いでしょう。

その点を見れば、多少は評価されても良いのかなとは思うところです。

ただ、米の狙いは中国潰しであり、潰れるまで攻撃の手は休まらないでしょう。

そして、その攻撃は確実に中国を崩壊に向けて進めており、その日が訪れるのもそう遠くはないでしょう。




ポイントは、やはり香港のデモなのです。

デモ隊は外国人が多くいる空港では、制圧部隊が手荒なことが出来ないと知り、これを占拠する事が効果的であるという事を知りました。

鎮圧部隊も空港ロビーでは催涙ガスは使えませんからね・・・。

今後も香港の空港は占拠され続ける可能性が高いですし、これが中国経済を苦しめて行くでしょう。

手荒なことをすれば、米は確実に香港も中国同様の扱いにするはずですが、それをやられれば中国は一巻の終わりです。

米としても香港を制裁対象にすれば悪影響は大きいはずで、現時点で制裁は不可能だと思っています。

しかし、これが中国当局が我慢できずに流血事態に持って行ってくれれば、経済的損失があるとしても、大義名分を得て制裁対象と出来るのです。

そう考えますと、中国が武力行使をちらつかせているのですが、米にとっては「早くやれ!」という事なのかも知れません。

流血事態は避けて欲しいですが、香港市民にとってもここで引けば自由が失われる結果になり、生涯苦しめられる可能性があるのですから、たとえ流血になっても譲れないというところであるとも思うのです。

どうすれば良いのかは分からないのですが、日本人も香港人の自由と平和のために何か出来ないものかと思うところではあります。

改めて宣言しておきますが、私が嫌いなのは中国人ではなく、横暴な中国共産党です。

もちろん嫌な中国人もいますが、嫌な日本人だって沢山いますからね。

まあ、そういう普通レベルの好き嫌いはあるのですが、決して中国人を差別しているという訳ではないという事はご理解いただきたいと願っているところです。

とまあ、このような状況ですので、中国共産党が崩壊する日は思っていたよりも早くなりそうな感じがしております。

香港人は雨傘運動での敗北を忘れていないし、今回は上手くやると思っています。

ですから、共産党が崩壊したところで相場はどうなるのかも考えておかねばならないのですが、こればかりは本当に難しいですね。

最悪暴落が起こりますが、そこまで酷くはないかも知れないです。

仮に暴落が起こったとしても、そこは買い場になるとは思っています。

では、どうすればいいのか?

とにかく見込みのある銘柄を買っておいて、ショックが起こった時に出動できる余裕を残しておく。

もしくは耐え抜ける余裕を確保しておく。

まあ、崩壊して暴落してから買うというのも悪くないのですけどね。

ただ、目先としても有望な銘柄がありますし、良質な銘柄であれば攻め続けても良いだろうと思っているところです。

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