大きく売られそうな気配はないですし、もう少し買われる銘柄が多くてもよいのではないかと思うのですけどね・・・。
確かに先々を考えると値下がりしそうな気はするのですが、市場参加者の多くがそのように考える相場で、本当にその通りの値動きになるでしょうか?
まあ、そうなる可能性もありますし、世界情勢を見れば確かに嫌な感じはします。
例えば、最近は報道が減りましたが、香港のデモは今でも続いています。
参加者の規模は20万人程度のものが多くなっているようで、ピーク時からは相当減りましたが、その内容に変化が出ているのです。
最初は所謂、国会議事堂に向けてのデモ行進だったのですが、今は中国本土から観光客が多く訪れる駅に向かって行われているそうなのです。
香港への中国からのインバウンドは、年6000万人ほどだそうで、日本に訪れる中国人の3倍という事です。
そして、このデモは本土の人が分かるように、北京語でのプラカードが使われているそうですし、シュプレヒコールも北京語だそうです。
本来香港は広東語であり、言語が通じない間柄なのですが、デモが本土を意識したものに変化したことにより、確実に中国本土の人たちにデモが伝わって行っているのですが、インバウンド人数から察するに、その伝達速度は相当なものであろうと予測できるのです。
中国本土では本格的なデモは死を意味するものであり、多く行われてこなかったのですが、次第に経済が疲弊しておりますし、民衆の不満は高まっているので、このデモが別の形のデモとなり、中国本土で展開される可能性は非常に高まっているという事が言えます。
多くの人民が裕福に幸せな生活をしていれば、そんなことは起こらないのですが、多くは貧困にあえいでいる国ですからね・・・。
米中貿易協議は一時休戦と伝えられているのですが、中国の内部崩壊は意外と早いと睨んでいます。
また、トルコへF35を売らないとした米ですが、トルコがロシア製のS400迎撃ミサイルシステムを導入したという事が背景にあります。
実はこのS400の性能はずば抜けており、これを導入されるとF35も無事に侵入する事は難しいそうです。
また、この防衛システムはデータが一度ロシアに送られ、データ解析されるというものであるそうで、トルコ周辺の航空軍事情報がロシアに筒抜けになるという危険性が欧州各国を襲います。
こんな状態を米が放置する訳には行かないですし、欧州もまた放置できないので、この問題は単に米がF35を売りそこなったというだけの話ではないのです。
大きくは取り上げられていない話ですが、実はかなり大きな問題であるという事が分かりますし、今後トルコがどうなるのかが気になるところです。
更にこのS400には続きがあり、次世代のS500の開発には中国もかかわっているのです。
これが開発されて中国に配備されたならば、中国の防衛システムは格段に上昇するでしょう。
日本としましては、導入前に中国を潰さなくてはならないと思うのですが、当然米もそう考えているはずなのです。

とまあ、問題は山積であり、何がどうなってもおかしくないのですが、それでも悪いことばかりでは無いのです。
何度かレポートしましたが、半導体は必要不可欠なものであり、韓国が生産不能になれば、他がそれを補うだけの事です。
必須原料は日本が生産しているのですし、この件で日本の半導体メーカーも潤うところが出るはずなのです。
不安の種はいくらでもありますし、今の相場が高値であれば不安視して良いと思うのですが、安いところで不安になっても仕方がないと思っているところです。
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