景気が悪くなり始めている中で、金融緩和政策で下支えできる強みがあるとしても、株価が高値更新というのは強すぎと言わざるを得ません。
ですから、他の要因もあっての株高ということになるのですが、やはりG20で米中首脳会談が行われることになったというところが大きいのでしょう。
私はディールはほぼないと考えていましたが、もしかしたらディールに至る可能性もあるのかも知れないという考えに変わってきました。
米中首脳会談が決裂となれば、面子を重視する中国にとっては、会談をしない方がまだましだという考えがあるようです。
例えば、米朝会談が決裂しましたが、あれは「金委員長が米になめられた!」というのが中国の解釈だそうなのです。
まあ、確かになめられたと思いますが、日本人の感覚とはちょっと違うのではないかと思うのです。
ですから、決裂するぐらいなら最初からやらない方がいい。
これが中華的思想の様で、それでもやるということは、ディールするつもりがあるのでしょう。
米は折れないはずなので、中国側が折れることは確かです。
まあ、花を持たせるために、米に多少の妥協はあるのかも知れませんが、とにかくここで会談をするということは、ディールがあるということになるのでしょう。
それが米国株の支えになっているのだと思うのですが、例えばファーウェイの排除が中止されることはないでしょう。
また、現在の10%の関税は、約束の履行が確認されるまでは撤廃されることもないでしょう。
結果はまだ分かりませんが、とにかくここで言えるのは、中国の大幅な弱体化。
ディールは米にとっては確かに良いことだと思いますが、日本にとってはどうなのでしょうか?

やはり中国に進出している企業は苦しいでしょうし、予断を許さない状況であることに変わりはないでしょう。
それと、見ての通り、為替が円高に進んでいます。
金融政策が限界に達している日本ですから、それはまあそうであろうと思うところです。
後は政府の仕事ですが、とにかく一番の問題は国内景気が良くならないところです。
消費者動向のグラフを見れば、消費税増税が毎回景気を悪くしているのは明白であり、これ以上増税すれば本格的なリセッションに入ることは明らかなのです。
ですから、そろそろ政府も決断しなくてはならない時だと思うのですけどね。
増税を撤回し、それこそ減税と規制緩和など、やれることはたくさんあるのですから、やればいいとは思うのですけどね。
老後に2000万円足らないとか、年金で満足な暮らしができないとか、くだらない話が多すぎなのです。
誰も年金だけで暮らしていけると思っていないし、足りなければ足りないなりに生活をすればいいだけの事です。
そのような訳で、今後も更なる不幸が日本を襲いそうな気はするのですが、金銭面は株でカバーして行けばよいでしょう。
少なくとも配当は過去最高額になっているのですし、貯金よりは絶対に株の方がいいのです。
更に値上がりで利益が得られれば、尚良い。
簡単ではないが、難しくもない。
もちろん適切な銘柄選びは必要ですが、政策から受けるダメージを株の運用でカバーして行ければ良いと思っているところです。
苦しい環境ですが、苦しいが故に政府も動く可能性がありますし、こうして苦しい時に良い銘柄を拾っておけば、後に得られるものは大きいいでしょう。
さて、昨日からとある有名なボロ株を推奨しています。
ここのところ活性化してきているのですが、これは非常に面白くなる可能性を秘めた銘柄です。
配当はありませんが、企業が蘇る可能性がありそうなのです。
突然倒産の可能性もあるので、割り切っていくしかありませんが、値幅を重視して行くのもまた良いと思っている銘柄です。
配当もあって、中長期運用でも良い銘柄と合わせて、こういうハイリスクな銘柄を少し買うのも面白いでしょう。
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