今朝の日経新聞一面にはがっかりさせられましたね。

政府は骨太の方針に10月の消費税増税を明記したそうで、完全にやる気だということがはっきりしました。

国内の景気も悪くなっているし、海外の景気も悪くなりつつある。

この状況で増税というのは、愚かな判断ですが、そういう判断をしているのは我々が送り出した議員達です。

この状況から抜け出すには日本は一度地獄を見ないとだめなのかも知れませんね。

世界中から笑われる愚かな決断ですが、笑われながら苦汁をなめ、復活のきっかけを待つしかなさそうです。

さて、今更苦言を呈するのもどうかと思うのですが、今日は言いたいことは少し言わせてもらいます。


まず、景気が悪くなっているし、更に悪くなるのが分かっていての増税は×

そして、増税で景気が悪くなるのが分かっていて、それを緩和するためにばらまきをするというのも×

増税に耐えられるように収入を上げるために最低賃金を上げるというのも×

賃金を上げなきゃならんと言いながら外国人をどんどん受け入れるのも×


野党はどうしてこういう駄目なところを責めないのか?

我々国民の不幸は、自民党がダメだと思っても、それよりもマシな党がないことです。

思い出すのが、10年前の民主党の悪夢です。

皆、与党の馬鹿さ加減に嫌気がさして、野党の民主党に政権を任せたら、更なる地獄がやってきたのですからね・・・。

例えば、現在大変な状況にあるイギリスですが、与党だった保守党は、あまりの体たらくで惨敗した訳ですが、選挙になる前にブレグジット党というものが立ち上がり、これが一気に政権を奪いました。

政治が危機になれば、立ち上がる人達が出てきて、国を国民の意思の方向へ向けて行くのです。

今の日本にはこれがなく、どうしてここまでバカをやり続けられて、国民は黙っているのか?

色々と先々を考えて予測してみても、明るい未来が見えてこないのです。

最悪の場合、このまま中国と共に日本の大企業も潰されかねない恐ろしい状況であるというのに・・・。

そんな時に思うのが株の世界です。

儲かると思って信用取引をし、下げても下げても、そのうち反発すると思って我慢に我慢を重ね、どんどんカネを投入していくのです。

そして、気が付いたらすべて売らされて何もなくなる。

多くの個人投資家がこれを経験し、株を辞めてしまうのですが、酷い時には自殺者も出ます。

しかし、この地獄の苦しみを知り、そこで反省が出来た投資家は、成功していくのです。




一度も地獄を見ずに成功できる投資家なんて殆どいません。

結局、地獄を知らないと天国の有難みが分からないのです。

政治もまたこんな感じなのでしょう。

本気で失敗して、地獄を見てこなければ、結局は成功するところに行けない。

まあ、そういうことなのだろうと思って、諦めるしかないでしょう。

このまま回復不能のダメージに行く前に戻ってこられることを祈るばかりです。

さて、それでも株式市場は取引が続きます。

増税ならば先々下落が濃厚ですが、今のところは未だ売り時ではないと思っています。

売るしかない相場はまだ先で、それまでは買いで狙っていけばいいでしょう。

今週末は四季報が発売になりますが、上方修正されている可能性が高い銘柄はいくつかピックアップしております。

増税でも無関係に業績を伸ばせる企業もありますし、そういうところで利を求めて行けばいいだろうと思っているところです。

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