以前から米は利下げできる状態であるし、トランプ大統領はそうすべきだと発言していたのです。
また、トランプ氏は常に先手を打つタイプであり、こうして株価を刺激してくるのは分かり切ったことでした。
ですから、安いところで弱気になる必要はないと、レポートしていた訳ですが、それでも日本株はこのまま米国株に追随できるかどうかは分かりません。
米が利下げとなれば、当然ドル安円高です。
さて、日本株はこの円高に耐えられるのでしょうか?
日本は現時点で利下げは不可能ですからね・・・。
では、日本はどうすべきなのか?
輸出企業からすれば、円安にしてもっと輸出を増やして儲けたいところなのでしょうけれども、現実的にそれは難しいと言わざるを得ません。
もし、円安にして輸出を増やしたいのであれば、どんどん財政出動をしていけばいいのです。
現時点で日本の国債は高止まりの状態であり、破綻リスクは1%にも満たないのです。
これは破綻リスクを数値化したCDSを見れば明らかで、世界のほとんどの投資家が日本は財政破綻しないと、分析された結果なのです。
天気予報で言えば、今日は晴れですが、1%の確率で雨が降る可能性があるということです。
そして、政府やマスコミが言うには、この1%の確率で降る雨の可能性に対して、外出するなら新しい傘とレインコートと長靴を買えと言っているようなものです。
円安にしたいのであれば、もしかしたら雨が降るかもしれないが、折り畳み傘を持っていれば十分なので、自由に外出してください。
仕事も遊びも十分にサポートしてあげますとすればいいでしょう。
とまあ、今の考えを捨てて、減税して、財政出動をしていけばいいだけの話です。
しかし、本当に日本がやるべきところはどうなのでしょうか?
世界をよく見れば分かりますが、グローバル経済が行き過ぎて疲弊してしまったのです。
そして、流れは完全に反グローバル。
強い国が生き残る時代に突入して行っているのです。
ならば、円高は気にせず、内需を拡大させればいいのです。
抜群の好景気にしてやれば、円高はむしろ武器になる訳です。
エネルギーを輸入に頼っている日本は、実は円高の方が利があるのです。
まあ、行き過ぎれば問題ですが、多くの国民は円高の方が生活は楽なのは明らかですからね。
さて、このまま増税路線で世界からバカにされながら不況へ向かっていくか?
それとも、トランプ政治を見習って減税で景気を刺激するか?
果たしてどちらが正しいのでしょうね?
貯蓄率などを考えれば分かりますが、安心してカネを使える世にすれば、日本経済は米国よりも盛り上がれる可能性はあるのです。
まあ、官僚たちは利権を手放したくないでしょうし、そういう方向には行きにくいでしょうが、それでもやらなくてはならない時に来ていると思うのですけどね。
さて、ここで株の話ですが、いずれにしても輸出企業に関しては苦しくなると思っています。
円高もそうですが、中国とつながっているような企業は、確実に米から締め出されていくでしょう。
ですが、内需系企業には素晴らしい成長が見込めるところがいくつもあります。
為替の問題などをクリアーし、輸出企業が上手くいく可能性もあるのですが、今はそこに賭けるよりも、成長期待の高い内需系企業に目を向けていくべきでしょう。

4736日本ラッドは調整局面入りですが、これは予想済みです。
次に買うべきところはメンバーにレポートしていきます。
そして、今買うべき銘柄はこれではないのですが、今日は相場環境が良いので上昇してしまっており、買いたくはないです。
ただ、必ず押し目があるので、そこでは確実に買っていきたいと思っているところです。
また、近々新規銘柄も発表していく予定です。
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