今は内需が冷え込み、外需も冷え込んでいる状態で、特に外需の回復のめどは全く立ちません。

外需の冷え込みの要因は、米中戦争の影響なのですが、米は経済問題で戦っている訳ではないのです。

関税の応酬が目を引きましたし「貿易不均衡」ということを前面に打ち出して戦い始めたので、私も最初は「米はわがままを言い出したのか!?」と思ったのですが、狙いはそこではなかったのです。

米の狙いは、軍事力世界一を目指すとした中国を叩き潰すための戦いであるのですが、一般的にこの認識に至るまでにはかなりの時間を要しましたし、未だに貿易戦争であると勘違いしている人も多いです。

そして、おそらくは中国も最初は貿易戦争だと勘違いしていたのだと思います。

ですから、米が関税10%としたら、即座に中国も10%関税としてきましたからね。

中国はまんまと引くに引けない戦いに引きずり込まれてしまった訳です。

最初から戦いの本質を中国が見抜いていれば、こんなことにはならなかったのでしょうが、売られた喧嘩の本質を誤った買い方をしてしまったために、引くに引けない状態に至ってしまった訳です。

まあ、このまま中国が力をつけても、結局は軍事力を強化して、他国を侵略するのでしょうから、徹底的に叩き潰すことが日本にとっても、世界にとっても利益だと思いますけどね。

ただ、目先はショックは出ます。

中国を潰すためには致し方ないのですが、その大事な局面で日本は消費税を増税しようとしている訳です。

麻生氏は、またも消費税は上げると、断言しておりました。

汚れ役を買って出ている可能性もありますが、このまま増税ならば国内経済は大打撃となることは間違いないでしょう。

まあ、それでも日本が崩壊するほどの話ではありませんし、単に面白くない日々が続くというだけの事ですけどね。

ただ、景気は間違いなく悪くなりますので、失業率は上昇するでしょうし、国民の所得も落ちるでしょうね・・・。

更に悪いことに外国人の受け入れをどんどん増やしておりますので、面白くないでは済まないかも知れません。

先日は凶悪な通り魔事件が川崎でありましたが、失業率が上がると犯罪率も上がりますし、自殺率も上がります。

こういうことは十分に検討し、間違いが起こらないようにすべきなのです。

もちろん想定できないことが起こってしまったならば、それは仕方のないことだとは思います。

しかし、ここで増税すれば景気が悪くなることが誰の目にも明らかなのです。

間違った増税は間接的な殺人行為と一緒です。




今のところは財政問題はないと思ってよいですし、少なくとも市場が問題にするまでは放置していいと思います。

国債の破綻リスクを数値化したCDS(Credit default swap)というものがあるのですが、日本国債が破綻するリスクは1%未満です。

世界中の誰もが日本は危ないとは思っていないのです。

これをよく理解して、適切な金融政策であり、財政政策をやればいいのですが、一番簡単なのは減税で消費を喚起することです。

税金を取って、自分たちの裁量で好きなところにカネを使う。

役人が利権を貪るために非効率なことをやるからうまくいかないのです。

減税して国民が自分の責任でカネを使えるようにすれば、景気は自然に良くなるし、新しい産業も生まれてくるでしょう。

まあ、株の世界はこれからの世界情勢を見て、それを織り込もうと下げ始めておりますからね。

このまま225が20000円を割っていけば、流石に増税している場合ではないと気付くとは思うのですけどね?

さてどうなりますか?

基本は増税はないと思って押し目買いを行えばいいと思っているところです。

増税されたならば、日本経済は確実に落ち込みますので、その時は225を売ってもいいでしょうね。

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