先日のGDP発表で予想外のプラスで揺らいだのですが、予想外になった理由がばかばかしいのです。
どう考えても民需が落ち込んでおりますし、このまま増税したら景気後退が加速するのが目に見えているからです。
せっかく、そこそこ成功したアベノミクスは、ここで増税したら大失敗に終わるでしょう。
安倍首相の功績は歴史に記されることなく、消費税増税で不況に至らしめたとして歴史に名を残すことになってしまうでしょう。
外交も優秀で、過去最高だと思っているのですが、ここで間違ったら台無しと言わざるを得ません。
アベノミクスは中途半端であり、微妙な状態なのですから、これも失敗だったというレッテルを張られかねません。
そうなると、外交は良かったが、その他は全てダメだったことにされてしまいますからね・・・。
今は増税推進の経団連に後押しされて、メディアは増税しなければだめだとか平気で言っておりますが、いくら消費税増税で恩恵を受ける輸出企業であったとしても、景気が本格的に悪くなってしまえばまずいですからね。
特に今は海外の方が危ないのです。
米から攻撃されている中国、ブレグジットで追い詰められているEU、どう考えても世界景気は後退局面入りする可能性が高いのです。
もちろんブレグジットでイギリス自身も苦しくなる可能性がありますし、何がどうなってもおかしくはないのです。
また、米中戦争ですが、これも終結する見込みが全くありません。
中国が敗北するまで米はどんどん攻撃を激化させていきますからね。
中途半端な関税で戦いが長引けば、結局は米自身も疲弊してしまうので、おそらくは時間をかけずにどんどん攻撃を強化してくると思っているところです。
その影響がどこまで広がるのかはわからないのですが、とにかく緩い攻撃を長期で続けられるよりも、次から次へと攻撃が加えられている方がまだいいでしょう。
メディアはトランプは気が狂っているとか、的外れな事ばかりのコメントしますが、トランプ大統領に反発するより同調してさっさと中国に引導を渡した方がいいと思っているところです。
中国が成長しても何も良いことがないのは、この10年を見れば明らかなのですからね。
というような訳で、ここでの増税は非常にまずいのです。
どう考えても景気は悪くなりますし、日本が悪いし、世界も悪い。
もう最悪の事しか考えられません。

ですから、増税はないと言いますか、できない。
それでも増税ならば売りで取ればいいのですが、やはり増税は現実的ではないので、やらないことを前提にポートフォリオを組んでいけばいいでしょう。
ちなみに、新聞各社は自分たちだけ軽減税率を手に入れ、その瞬間から増税論議を封印してきました。
この罪は非常に重いです。
論議しながら来ていたならば、こんな苦しい状況は脱していたはずだからです。
今必要なのは、増税回避どころか、減税なのです。
なぜか政府はあちこちに予算をつけて、それで景気刺激を図ろうとしておりますが、単純に消費税を減税すれば事足りることです。
よって、新聞各社には罰として消費税8%据え置き。
他の品目は全て軽減税率適用で5%にすればよいでしょう。
そうすれば、間違いなく日本の景気は上向きます。
さて、では何を買っていくかということになりますが、それはまた次の機会にでも発表していこうかと思っているところです。
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