上昇相場でよく使われる表現で「買うから騰がる、騰がるから買う」というものがありますが、今の相場は全く違いますね。
今の相場を表現するならば「空売るから騰がる、騰がって空売る」といった感じでしょうか。

最近は同じような事ばかりを書いておりますが、今はどこをどう見ても買い材料なんてないのです。
中国の景気が底入れか!?とか言われておりますが、目先は下げ止まる可能性があっても、底入れする訳がありません。
住宅価格が年収の20倍以上とか、絶対にありえない水準にあるのですし、最近も大型のデフォルトが出ておりますからね。
まあ、特殊な国ですので、簡単には崩壊しないかとは思いますが、少なくともこれで底入れという事はないでしょう。
そして、そんなことは誰もが分かっている事ですから、これが素直に買い材料にはならないのです。
しかし相場は上に行く・・・。
やはり多くの投資家が下落を予想して空売りで儲けようとしているからに他ならないでしょう。
せめて米国株が下落しているならば、勝算もあろうかとは思うのですが、米国景気は良好ですからね。
失速、もしくは景気後退の懸念がありましたが、FRBは利上げを停止しましたし、これで消費者は恐れることなく消費に向かっているのです。
日本よりもはるかに社会保障が薄い国で、これほど消費が盛り上がるのですから、国民性もあるのでしょうが、日本人はどうしてここまで保守的なのか・・・。
景気が良くなると、直ぐに増税増税と来るから、誰も安心してカネを使えないのだろうと想像出来るのですが、やはり主因は国民ではなく政府にあるのでしょう。
政府がしっかりしてくれれば、国民はもっと安心してカネを使うと思うのですけどね。
国民の所得が上がりそうになると、企業は人件費増を嫌がって政府に圧力をかけ、外国人を使わせろとし、政府はそれにOKを出す。
こんな構図に国民は怒るべきなのですけどね。
さて、相場の方に話を戻しますが「どこをどう見ても騰がるはずがない」それが今の相場ですが、それが故の空売り増加で、遂には日経レバレッジETFが空売りの増加で逆日歩まで付いてしまいました。
ここまで来ると、値上がりしなくとも金利と逆日歩で絞殺されてしまいますね。
しかも、このままですとどこかで大幅上昇という事もあるかも知れません。
そうなれば完全に踏み上げられてしまい、多くの個人投資家は再起不能に追い込まれそうですが、そうなれば上げ相場も終わりだとは思っています。
相場とは非情なものですが、それを想定して相場に取り組む必要があるのです。
その非情さが理解できないと、利益は得られないと思って頂ければと思っております。
さて、今日はサービス銘柄をご提供いたします。
安いところではありませんが、メンバーにも月曜日に推奨したばかりの銘柄で6890フェローテックです。
もちろん内容は書けませんが、かなり有望な銘柄だと思っています。
極めてまともな部類に入りますし、出来高的にも非常に取り組みやすいでしょう。
これから大きく育つ可能性のある銘柄ですので、是非注目していって頂ければと思っているところです。
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