米国株高の流れに乗って225は大幅に上昇し、22000円は超えそうもないと予想している投資家が多い中にありながらも、これを一気に抜き去ってきました。

私自身もこの調子でどんどん上昇して行くとは思っていないのですが、それでも上げ賛成であり、騰がったから空売ろうとまでは思いません。

相場というものは、本当に不思議なもので、明確な悪材料が揃っていると、逆に下がらなくなるのです。

下がる相場というのは「どうして下がっているんだ?」とか「そこまで下がらんだろう・・・」という時なのです。

例えば、リーマンショックの時を思い出して欲しいのです。

体験された方も最近では少なくなっていると聞きますが、あの時は「対岸の火事」と言われる中で下げ、その後も「そこまで下げるはずがない」と言われながらどんどん下げて行きました。

おまけに、複合債券により、どこにどれほどの損失が発生しているかが分からなかったという事もあります。

ですから、多くの投資家が投げずに持ちにしてしまい、それが次第に投げさせられていったのです。

リーマンショックは一夜にして全てのカネが無くなったわけではないのです。

さて、今の状況に戻りますと、今の相場は、参加者の多くが不安を抱え、誰もが先々下がると考えています。

かくいう私も先々下げると思っています。

ただし、下げると思える理由の多くは明確なのです。

中国やEUが崩壊するという事になっても、意外性は無いのです。

相場を大きく動かすのは、あくまでも意外性であり、中国共産党が崩壊しようが、EUが解体されようが、意外性はありません。




まあ、一般投資家は意外に思うかもしれませんが、プロはそんなことは全て織り込み済みですからね。

ですから、多くの投資家が売りだと判断して売っても、こうして踏まされるのです。

そして、ご存知のように私は今、売りを推奨しておりません。

あくまでも上げ賛成ですし、まだ買いで取れる相場だと思っているからです。

とは言え、色々問題はあります。

例えば消費税増税です。

麻生氏は、またも国際会議の場で消費税増税を公約して来ました。

聞かされている各国は、心中で笑っていたでしょうし、日本国民を哀れんだでしょう。

そもそも社会保障のために消費税を上げるという発想が愚の骨頂なのです。

社会保障とは、経済的弱者のためのものであるのですが、それを経済的弱者から徴収するというのです。

社会保障ならば金持ちから取るべきです。
タブー視されていますが、野放しの金満宗教法人にも課税したらいいでしょう。

寺が存続できないほどの重税では問題ですが、累進課税の様にすればいいでしょう。

改修費用であるとか、施設の新設などは経費として認めれば良いだけですし、やりようはいくらでもあります。

また、増税の前に、少なくともマイナンバーは徹底して、誰もが公平に税を払っている証明がなされるようにもするべきです。

ズル賢い奴だけが税を逃れられるような制度は、絶対にあってはならないのです。

まあ、下手な事を言うと嫌がらせで国税が飛んでくるとか、金持ち議員たちは色々言いたくても言えない事があるのでしょうけれどもね。

金持ちは大抵庶民の事など気にも留めていないし、庶民はそういう議員を国会に送り込んではならないと思うところです。

さて、言いたいことは山ほどありますが、とにかく儲けたいなら安いところを買うしかありません。

今日は225が高く、買うには適した日ではありませんが、こんな日でも買いに適した銘柄はあります。

狙うべき銘柄は二つあります。

いずれもいわれなき売りであり、こういうところは買って行けば良いだろうと思っているところです。

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